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釣った魚を保存するのに絶対必要なクーラーボックス、船釣りをする人は皆さんお持ちだと思います。
- これから船釣りを始める予定の方
- クーラーボックスの買い替えや追加購入を検討している方
で「船釣りにはどのサイズのクーラーボックスが最適なのか」と悩んでいる方も多いようです。
私は今まで大小10個以上のクーラーボックスを購入し、多くの失敗も経験しました。
今回はクーラーボックス購入で失敗しないために
- 船釣りに最適なクーラーボックスのサイズ
- ダイワ、シマノのクーラーボックスの違い
- クーラーボックスの構造の違いや寿命
まで徹底解説します。
こんな方におすすめの記事です
- 船釣りで使うクーラーボックス購入を検討中の方
- ダイワとシマノのクーラーボックスの違いを知りたい方
目次
船釣りに持って行くクーラーボックス、どのサイズが最適か
船釣りといっても釣る魚は小さなシロギスからブリやマグロまで対象魚は様々です。
ここではマグロや遠洋の船釣りは例外として多種の魚を狙う場合、どのサイズが最適かを解説します。
クーラーボックスを1つしか所有できない場合
家の保管場所や金銭的な問題でクーラーボックスは1つしか所有できない場合、船釣りだけの用途かボート釣りやおかっぱりにも使うかで最適なサイズが変わります。
- 船釣り専用に使うなら30~35リットルクラス
- 船釣り以外に手漕ぎボート釣りやおかっぱりも使うなら25リットルクラス
①船釣り専用に使うなら30~35リットルクラス
船釣りだけに使うならできるだけ大きいサイズが良いです。
しかし35リットルを超えると商品のサイズはあまりなくなりダイワ、シマノ共に45リットルから上の容量になります。
40リットル以上お断りの釣船もあり、持ち運びも考えると30〜35リットルが最適です。
大きくない?と思う方もいると思いますが、25リットルクラスと比較してもトランク型の横長部分で10センチ程度です。
実際シロギスやアジ釣りでこのサイズのクーラーボックスを持ってくる人は普通にいます。
空いたスペースに釣り道具や飲食入れることもできますので、大きくて手に余ることはないです。
②船釣り以外に手漕ぎボート釣りやおかっぱりも使うなら25リットルクラス
船釣りだけなら30〜35リットルですが、ボート釣りやおかっぱりも使うなら少し大きいです。
一つ下の25リットルクラスなら、手漕ぎボートにも問題なく載せられます。
25リットルクラスだと船釣りに使う場合に大きい魚は入るか心配になる方がいるかもしれません。
25リットルクラスでもトランク型の内寸は50センチあり、斜めに入れれば60センチ位までの魚は入るので大体の魚は入ります。
クーラーボックスを2つ所有できる場合
クーラーボックスを2つ所有できる場合、1つは30〜35リットルサイズになります。
もう一つは釣り物を考えてサイズを選びましょう。
- シロギスやアジなどの小物、おかっぱりで使う可能性があるなら20リットルクラス
- 大型の青物やヒラメを釣る可能性があるなら45リットル以上
①シロギスやアジなどの小物、おかっぱりで使う可能性があるなら20リットル
サイズの小さな魚やおかっぱりで釣る機会が多い人は20リットルサイズがあると使い勝手が良いです。
15リットルサイズになると夏場の飲食物保存スペースがあまり取れないです。
15と20リットルでは3センチ程度しか長さに差がありませんので大きめサイズにしましょう。
シマノから新発売の ユニフリーズは60度まで傾けても漏水しないという密閉構造になってます。
②大型の青物やヒラメを釣る可能性があるなら45リットル以上
船釣りで大型青物やヒラメ、ハタなどを狙うことがあるなら45リットルサイズ以上のクーラーボックスが必要です。
魚の大きさ、太さによって変わりますが
- 45リットルサイズは5,6匹
- 60リットルサイズは10匹
程度青物が入ります。
大型青物を何匹クーラーに入れて持ち帰るかによって45リットルサイズか60リットルサイズを決めると良いです。
60リットルサイズは横幅約1メーターありますので車に詰めるのか確認してから購入しましょう。
クーラーボックスの形は箱型(スクエアタイプ)とトランク型(横長タイプ)どちらが良いか
クーラーボックスは
- 縦横の長さがあまり変わらない箱型のスクエアタイプ
- 横が縦より2倍程度長いトランク型の横長タイプ
があります。
それぞれのメリットはシマノのHPにわかりやすく出ています。
船釣りにはトランク型の横長タイプを強くおすすめします。
トランク型の横長タイプをおすすめする理由は
- サイズの大きな魚が釣れた時に対応しやすい点
- 船での釣り座が中央付近(胴の間)の時、座席下に格納しやすい
特に後者、箱型のスクエアタイプの場合は足元のスペースがかなり奪われます。
トランク型の横長タイプで気を付けたいのが魚と海水が入った状態で車に載せて走っているときです。
- 車の進行方向に向かって縦に積むと左右に曲がる時
- 車の進行方向に向かって横に積むと発進する時や坂道でのアクセルやブレーキを掛けた時
クーラーが倒れることがあります。
倒れると魚の匂いがついた海水がこぼれ、車内が臭くなります。
どちらの方向に積む場合も左右を荷物や壁に接する状態にしましょう。
ダイワとシマノのクーラーボックス違いはある?
2大メーカーのダイワとシマノ、クーラーボックスにはいくつかの違いがあります。
ここでは25~35リットルサイズクーラーの良い点、残念な点を交えてご紹介します。
ダイワのクーラーボックスの主な種類
船釣り用のトランク型は
- プロバイザートランク
- ライトトランク
となります。
プロバイザートランクは35リットルサイズのみになります。
ライトトランクは24リットルと32リットルのサイズがあります。
両製品の違いは
プロバイザートランクは
- サイドに蓋のロックとハンドルが付いている
- キャスターが付いている
- 天面に蓋を開けるロック解除機構がある
ライトトランクは
- 少し重量が軽い
- 25,35リットルサイズと比べてコンパクト
- 価格がお手頃
となっています。
ダイワのクーラーボックスの良い点、残念な点
シマノと比較してダイワクーラーボックスの良い点は
- 重量が軽い
- 蓋にあまり凹凸がなくフラットなためメジャーシールが張りやすい
- カタログ上の保冷力が高い
になります。
重量の軽さはかなりの差があり、軽いクーラーボックスが良い方はダイワをおすすめします。
一方、シマノと比較してダイワクーラーボックスの悪い点は
- 傷がつきやすい
- ライトトランクの蓋は若干開けにくい
- 水栓の造りがキャップ構造なので経年劣化で水漏れの可能性がある
になります。
蓋の表面が光沢処理されているので結構傷がつきやすいです。
特に擦れ傷が目立つのが残念です。
シマノのクーラーボックスの主な種類
船釣り用のトランク型は
があります。
ユニフリーズシリーズは20リットルサイズのみでスペーザシリーズが唯一の商品になります。
シマノのクーラーボックスの良い点、残念な点
ダイワと比較してシマノクーラーボックスの良い点は
- 蓋が開けやすい
- 抗菌仕様
- 傷があまり付かない
になります。
立って釣りをしているときに足元にあるクーラーボックスの蓋を開ける祭、上からワンタッチで開けられるのはとても便利です。
また、ダイワのクーラーボックスでは擦り傷が気になりますが、シマノのクーラーボックスは擦り傷はほとんどつきません。
一方、ダイワと比較してシマノクーラーボックスの悪い点は
- 重量が重い
- カタログ上の保冷力が劣る
- 蓋に凹凸があり、メジャーシールが貼りにくい
シマノのクーラーボックスは重いです。
これは傷がつきにくいことの裏返しなのでしょうね。
断熱構造によるラインナップの違いとおすすめグレードは?
ダイワ、シマノとも同じサイズのクーラーボックスでも断熱構造の違いで数種類の製品に分かれています。
保冷力と価格の高い順に記載しています。
ダイワは
- 真空パネル6面
- 真空パネル3or1面+ウレタン
- ウレタン6面
- 発砲スチロール6面
の4種類です。
シマノは
- 真空パネル6面
- 真空パネル3面+発砲スチロール
- 真空パネル1面+発砲スチロール
- 発砲スチロール
の4種類です。
断熱構造の違いが保冷力にどの程度差があるのかはHPに記載があります。
上の画像はダイワのライトトランクになります。
最も高いもので126時間、低いもので76時間と時間では1.66倍違います。
価格は定価での比較では2.99倍違います。
実際に使ってみると釣っていて氷の解けるスピードが少し違うなと感じます。
特に夏場は顕著に差がでます。
夏の時期、発砲スチロール製のクーラーボックスは朝、船宿で氷をもらってもお昼くらいには氷が無くなってしまいます。
保冷力のことを考えると予算が許す限り上のグレードを購入することをおすすめします。
クーラーボックスに寿命(使用期限)はあるのか
クーラーボックスには寿命はあるのでしょうか
シマノのHPでは真空パネルは破損しない限りほぼ劣化はしないと記載されています。
ウレタンや発泡スチロールも劣化はしますが、ある時に急に劣化するものではなく少しずつ進んでいきます。
私の経験では保冷力は10年位問題なかったです。
水栓周りや蓋まわりのゴムや素材劣化による水漏れで使えなくなったパターンの方が多かったです。
副業釣りライターのおすすめクーラーボックス
それでは最後に私がおすすめするクーラーボックスをご紹介いたします。
船釣りに使う25~35リットルサイズでおすすめは次の2つです。
ダイワ ライトトランクα ZSS 3200 SGD
おすすめの理由は
- 最高保冷力の真空パネル6面
- 真空パネルモデルにしては軽量(6.1キロ)
- 32リットルでキャスターなしという絶妙なサイズ
- 価格も他の真空パネル6面モデルよりお手頃
欠点は擦り傷が付きやすい、蓋が若干開けにくいことです。
高性能の割に価格が比較的お手頃です。
シマノ スペーザ リミテッド 250
こちらのおすすめ理由は
- 開けやすい蓋
- 傷がつきにくいボディ
- 25リットルながら60センチクラスの魚が入る
- 真空パネル3面で価格が手頃
欠点は重い、メジャーシールが貼りにくいです。
価格、性能、耐久年数のバランスが良いです。
手漕ぎボート釣り用に購入して、長期保有してます、おすすめです。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。
今回は船釣りに最適なクーラーボックスとメーカーごとの良さや残念な点、おすすめまでご紹介しました。
クーラーボックスはサイズが大きいため、失敗したと思ってもなかなか買い替えできない商品ですよね。
本記事が購入の参考になれば幸いです。
クーラーボックスは釣り以外にもキャンプやスーパーなどで要冷蔵の買い物をした時にも使えてとても便利です。
なるべく性能のよい商品を購入しましょう。