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綺麗な庭造りのためにバラを育ててみようと思ったことはないでしょうか?しかし、「バラを育ててみたいけど、手間がかかりそう」「初心者には無理かも」と感じていませんか?とくに地植えとなると、育て方・時期・間隔など分からないことばかりで、始める前から不安になってしまう方も多いでしょう。
筆者もあまり手を掛けずにきれいな庭を造りたいと色々な植物に挑戦しましたが、失敗ばかりでした。
- 手入れが楽
- 花が長い期間咲く
- 冬越しできて毎年花が咲く
こんな夢みたいな植物を探していました。そんなときに出会ったのが「ドリフトローズ」でした。調べてみると、初心者でも育てやすく、花付きがよく、しかも見た目も可愛い!まさに理想のバラだったのです。
ドリフトローズは、手間がかからないのに、まるでプロが手入れしたかのような美しい庭を演出してくれます。四季を通じて楽しめて、家族やご近所からも褒められるようなガーデンを作ることができました。
この記事では、ドリフトローズを地植えで育てたい初心者の方に向けて、種類選びから植え方・時期・間隔・育て方まで、写真や図も交えてわかりやすく解説していきます。
筆者が経験したドリフトローズの地植え情報を最後まで読んで、理想の庭づくりの第一歩を踏み出してください。
記事ポイント
- ドリフトローズは初心者でも育てやすく、地植えにぴったりのバラ
- 最適な植え付け時期や間隔を守れば失敗しにくい
- 種類が豊富なので、庭のデザインに合わせて選べる
- 挿し木で簡単に増やすことも可能でコスパも◎
ドリフトローズの地植えで失敗しないための基本知識

まとまって花が咲きます
- ドリフトローズとは?初心者にも人気の理由
- ドリフトローズにはどんな種類がある?庭におすすめの品種
- ドリフトローズの樹高はどのくらい?
- ドリフトローズは日陰でも育つ?
- ドリフトローズの地植えに適した時期とは?
- ドリフトローズを植える間隔はどれくらい?
ドリフトローズとは?初心者にも人気の理由

自宅です
ドリフトローズとは、「ミニバラ」と「グラウンドカバー系バラ」という異なる特徴をもつ2種類のバラを掛け合わせて生まれた、まさに“いいとこ取り”のハイブリッド品種です。プロのガーデナーはもちろん、ガーデニング初心者からも圧倒的な支持を受けており、近年ますます注目されています。
一見すると小さくて可愛らしいミニバラのようですが、地面を這うように広がる性質を持っており、花壇の縁取りや庭の前景をナチュラルに彩るのに最適です。その可憐な見た目とは裏腹に、非常に丈夫で手入れも簡単。まさに「かわいくて強くて、育てやすい」という三拍子が揃った夢のようなバラです。
初心者に人気の理由
ドリフトローズがここまで多くの人に選ばれている理由には、いくつかの明確な特徴があります:
- 花付きが非常に良い:春から秋まで、ほぼ絶え間なく花を咲かせ続ける四季咲き性の品種が多く、庭にいつも明るさと彩りを与えてくれます。
- コンパクトで美しい樹形:樹高は20〜50cm程度と低く抑えられ、横に這うように広がるため、花壇の縁や道沿いの植え込みにピッタリ。庭全体にナチュラルな一体感を生み出します。
- 病気に強くて管理が楽:黒星病やうどんこ病にかかりにくく、農薬を頻繁に使う必要もありません。剪定や薬剤散布の頻度も少ないため、忙しい方でも安心して育てられます。
- どんな場所にも合わせやすい:日当たりのよい庭はもちろん、鉢植えにしてベランダや玄関先でも楽しめます。小スペースでも大活躍。
これらの特性は、特に「初めてバラを育てる方」や「ガーデニングに時間をかけられない方」にとって大きな魅力となります。
たとえるなら、ドリフトローズは「お世話がいらないのに、毎朝お弁当を用意してくれるお母さん」のような存在です。こちらが少し手を抜いても、毎日きちんと花を咲かせ、季節ごとに違った表情を見せてくれる——まるで頼れる家庭の味方のような植物なのです。
また、プロの園芸家からも「花の連続性と樹形の美しさがデザインに取り入れやすい」との評価があり、ガーデンデザインの素材としても非常に優秀です。手間が少ないのに見た目は華やかで、しかも丈夫。ドリフトローズは、初心者にもプロにも愛される理由が詰まった、まさに“万能選手”のような存在です。
筆者も花がよく咲く、丈夫という情報を得て植えましたが、実際に植えてみると5~6個の花が連なって咲くためボリュームがあって綺麗でした。また、春から初冬まで絶え間なく花が咲くため庭がいつも華やかな状態を保つことができました。
バラの魅力を味わいたいけれど、難しそうで躊躇していた——そんな方こそ、まずはドリフトローズから始めてみてはいかがでしょうか?
ドリフトローズにはどんな種類がある?庭におすすめの品種

様々な色があります
ドリフトローズにはさまざまな品種がありますが、どれも個性があり、庭の雰囲気や目的に合わせて選ぶことができます。特に人気が高く、実際に育てやすいと評判の6品種を比較表にまとめました。初心者の方も選びやすいように、花色や香り、花付き、耐病性、そしておすすめの用途まで整理しています。
品種名 | 花色 | 香り | 花付き | 耐病性 | おすすめ用途 |
---|---|---|---|---|---|
レッドドリフト | 鮮やかな赤 | なし | 良い | 高い | アクセント植栽、単植でインパクトを出したい時に最適 |
ピンクドリフト | 優しい淡いピンク | 弱め | 非常に良い | 高い | 花壇の縁取り、前景に自然な彩りを添えるのに最適 |
ポップコーンドリフト | クリームイエロー〜白 | 弱め | 非常に良い | 高い | 明るい印象を与えたい花壇やロックガーデンに最適 |
ピーチドリフト | 柔らかなアプリコットピンク | なし | 優秀 | 高い | 柔らかい印象を演出するナチュラルガーデンにぴったり |
アプリコットドリフト | アプリコット〜淡いオレンジ | ほのかに香る | 非常に良い | とても高い | 明るさと温かみを加えたい場所、玄関周りにもおすすめ |
スウィートドリフト | ローズピンク | やや強めの甘い香り | 優秀 | 高い | 鉢植えにも適し、玄関やベランダを華やかに彩る |
選ぶときのポイント
- 色の印象で選ぶ:明るい雰囲気にしたいならポップコーンドリフトやアプリコットドリフト、シックで落ち着いた印象にはレッドドリフトやスウィートドリフトがおすすめです。
- 香りを楽しみたい方へ:香りの強さにこだわる方は、スウィートドリフトがもっとも香りを楽しめます。
- 初心者なら花付きと耐病性重視で:ピンクドリフトやアプリコットドリフトは非常に花付きがよく、かつ病気にも強いので、最初の1鉢としてとてもおすすめです。
どの品種も基本的には同様の育て方ができ、花壇や鉢植え、グラウンドカバーにも対応しています。庭のデザインやご自身の好みに合わせて、お気に入りのドリフトローズを選んでみてください
筆者は6種類全て育てました。どれもよく育ちましたが、スウィートドリフトが最も花付きがよく、成長しました。ピンクドリフトが最も成長速度が低かったです。
ドリフトローズの樹高はどのくらい?

種類によって高さに違いがあります
ドリフトローズは「地を這うように広がる低木タイプのバラ」として知られており、そのコンパクトなサイズ感が家庭の庭づくりにぴったりです。一般的なバラに比べて背が低いため、管理がしやすく、小さなお子さんやペットがいるご家庭でも安心して植えることができます。
以下は、人気の6品種のドリフトローズにおける樹高と樹幅(横への広がり)の比較表です。
品種名 | 樹高(おおよそ) | 樹幅(おおよそ) |
---|---|---|
レッドドリフト | 約25~30cm | 約50〜60cm |
ピンクドリフト | 約30~40cm | 約50〜60cm |
ポップコーンドリフト | 約30~40cm | 約60〜80cm |
ピーチドリフト | 約35~50cm | 約70〜90cm |
アプリコットドリフト | 約35~50cm | 約70〜90cm |
スウィートドリフト | 約35~50cm | 約70〜90cm |
- 樹高25〜50cm前後と非常に低いため、前景や花壇の縁取り、または通路沿いに植えるのに最適です。
- 横への広がりが60〜90cm程度と広く、1株で存在感が出せるのも魅力です。
- 地面を覆うように広がる特性を活かして、グラウンドカバーや雑草対策としても活躍します。
たとえるなら、ドリフトローズは「背は低いけど、ぐんぐん手を広げて周囲を明るく包み込む太陽のような子ども」のような存在。植えるだけで庭に明るくナチュラルな印象を加えてくれる頼もしい花です。
筆者は奥行きを持った見栄えにしようとして花壇前面にレッドドリフトとピンクドリフト、中段にポップコーンドリフト、後方にピーチドリフト、アプリコットドリフト、スウィートドリフトを植えました。
レッドドリフトとピンクドリフトは他の品種に比べて樹高は低めでした。
ドリフトローズは日陰でも育つ?

日陰だと葉の数も減ります
ドリフトローズは、バラの中でも比較的丈夫で適応力があり、「半日陰」でも育てられる数少ない品種のひとつです。しかし、「日陰でも育つ」と言っても、いくつか注意点があります。
日当たりと成長の関係
ドリフトローズの生育に必要な光量は、最低でも1日4時間以上の直射日光が目安です。特に花つきを良くするには、朝日が当たるような場所がおすすめです。
- 理想的な設置場所:東向きの庭やバルコニー(午前中に日が当たる)
- 適している場所:落葉樹の下(春〜秋はやわらかい日差しが差し込む)
- 避けたい場所:建物の北側や1日中日陰になる場所(花つきが極端に悪くなります)
実際のガーデナーの声と開花例
実際のガーデニング愛好家の中には、以下のような事例があります:
- 「東向きの庭に植えたピンクドリフトが、春から秋にかけて年間40輪以上の花を咲かせました。」
- 「日陰時間が多い環境では、花数は少なめですが、葉は健康に保たれており観葉植物として楽しめました。」
出典:NHK出版『趣味の園芸』2023年特集号
初心者向けアドバイス
初心者の方にとって、「半日陰でもOK」という情報はありがたいですよね。ただし、完全な日陰では以下のようなリスクがあります:
- 花が少なくなる:日照不足でつぼみがつきにくくなります。
- 徒長しやすい:茎がひょろひょろと伸びてしまい、樹形が乱れやすくなります。
- 病害虫のリスクが上がる:風通しが悪く湿気がこもりやすいため、うどんこ病などのリスクが高まります。
プロも納得のポイント
園芸のプロも、ドリフトローズは「半日陰でもある程度育つバラ」として評価していますが、開花量や樹形の美しさを求めるなら、やはり日照条件は重要です。特に、南〜東向きの庭やフェンス沿いは、花のパフォーマンスが格段に良くなります。
ドリフトローズの地植えに適した時期とは?

植えた時はこんなに小さかったです
ドリフトローズの地植えに最適な時期は「春(3月〜5月)」または「秋(9月〜11月)」です。どちらにもメリットがあります。
春植えのメリット
- 気温が上がってくるため成長が早い
- 初夏からの開花を楽しめる
秋植えのメリット
- 根がしっかりと張るため、翌年の春から花つきがよくなる
- 害虫が少なく管理がしやすい
→地域別に見ると以下の通りです(※目安):
地域 | 春植え適期 | 秋植え適期 |
北海道・東北 | 4月下旬〜5月中旬 | 9月中旬〜10月中旬 |
関東・中部・近畿 | 3月中旬〜5月上旬 | 9月上旬〜10月末 |
九州・沖縄 | 3月上旬〜4月下旬 | 10月〜11月中旬 |
ドリフトローズを植える間隔はどれくらい?

かなり接近しても大丈夫です
ドリフトローズは横に広がる樹形が特徴です。そのため、複数植える際には40〜60cmの間隔を空けるのが理想です。
図:ドリフトローズの広がりイメージ
(●:ドリフトローズ苗)
例)40cm間隔で3株並べると…
●————40cm————●————40cm————●
→1年後には互いの株がちょうど触れ合う程度に成長
間隔が狭すぎると風通しが悪くなり、うどんこ病や黒星病のリスクが高まります。逆に広すぎると見た目がスカスカになるため、用途に合わせて調整しましょう。
間隔については植えた後、根を掘って移動できますのであまり深く考えなくてよいです。
筆者はドリフトローズをボリューミーにしたかったので30センチ位の感覚で植えました。結果、思い通りボリューミーになりました。
ドリフトローズの地植えについて手順やメンテナンス、挿し木について

イメージです
- ドリフトローズの地植えについて手順
- ドリフトローズの育て方|初心者でも簡単なメンテナンス方法
- 鉢植えと地植えの違いは?どちらがおすすめ?
- ドリフトローズの挿し木での増やし方
- 初心者でも失敗しない!ドリフトローズの地植え完全ガイド総括
- ドリフトローズの庭づくり実例とデザインアイデア
ドリフトローズの地植えについて手順
ドリフトローズを地植えする際には、適した土づくりと正しい植え方がとても大切です。ここでは、初心者でもわかりやすく、かつ園芸経験者にも納得していただけるように、土の選び方から植え付けのコツまで詳しくご紹介します。
植える土はどのような土が良いか?
ドリフトローズが元気に育つためには、「水はけがよく、ほどよく保水性がある、栄養豊富な土壌」が理想的です。
- 理想的な土壌の条件:
- pHは6.0〜6.5(弱酸性)
- 水はけが良い(粘土質や湿りすぎた土はNG)
- 腐葉土や堆肥など有機質がしっかり含まれている
市販の「バラ用培養土」や「花木用の培養土」もおすすめです。自分で配合する場合は、以下の割合を参考にしてください:
- 赤玉土(中粒)…5
- 腐葉土…3
- ピートモスまたはバーク堆肥…2
このような配合により、水もちと水はけのバランスが良く、ドリフトローズに適した環境が整います
土壌改良方法
元の庭土が硬すぎる、または栄養が乏しい場合は、「土壌改良」が必要です。特に粘土質や砂質の場合、以下のように改良しましょう。
- 粘土質の土の場合:
- 川砂やパーライトを混ぜて、水はけを良くする
- 腐葉土や完熟堆肥をたっぷり加える(1㎡あたり10L以上)
- 砂質の土の場合:
- バーク堆肥やピートモスを加えて保水力をアップ
- 赤玉土や黒土を混ぜて土に厚みを持たせる
※どちらの場合も、植え付けの2週間前には土づくりを終えておくのが理想です。これは、微生物の働きによって土が安定するのに時間がかかるためです。
筆者の庭は粘土質がかなり強かったです。そのため腐葉土20キロと赤玉土20キロを入れて土壌改良しました。植える予定の場所に何年も何か植物を植えていた場合は栄養素が足りない可能性があります。
手軽に土に栄養素を補給する場合は土のリサイクル材をおすすめします。
筆者も鉢植えやコンテナの土が古くなった時に使っていますが、固くなっていた土がふかふかになります。
根鉢の扱い方と植える深さ
ドリフトローズの苗を植える際には、根鉢の扱い方と植え付け深さがとても重要です。
- 根鉢の扱い方:
- ポットから苗を取り出したら、根がぐるぐる巻きになっていないかチェック
- 軽く根鉢をほぐすことで、新しい土に根が広がりやすくなります
- 根が切れても問題ありませんが、極端に傷つけすぎないよう注意しましょう
- 植え付けの深さ:
- 根鉢の上部が、地面と同じ高さになるように植えます
- 深く植えすぎると根腐れの原因になるため注意
植え穴は、根鉢の2〜3倍の幅、同じくらいの深さを掘るのが基本です。穴の底に少し堆肥を入れてから植えると、初期の生育がスムーズになります。
ドリフトローズの育て方|初心者でも簡単なメンテナンス方法

剪定は葉が出てる上を切ります
ドリフトローズの育て方はとてもシンプルで、毎日の手入れに追われる心配はほとんどありません。バラというと手間がかかるイメージを持たれがちですが、ドリフトローズはまったくの別物。初心者にも育てやすく、失敗しにくいのが大きな魅力です。以下では、ドリフトローズを元気に育てるための基本的なポイントを詳しく紹介していきます。
水やりの頻度
- 植え付け直後(2週間ほど):毎日朝にたっぷり水をやる。特に夏場の植え付けは乾燥しやすいので注意
- それ以降:根付いた後は、基本的には雨に任せてOK。ただし、雨が少ない時期は週に1〜2回程度で十分です。
地植えの場合、土の保水性が高いため、鉢植えよりも頻繁な水やりは必要ありません。土の表面が乾いたら水をあげる、という感覚で問題なしです。乾燥に強い植物ではありますが、極端な乾燥は開花に影響することもあるため、様子を見ながら調整しましょう。
肥料
- 春(2〜3月)と秋(9〜10月)に緩効性肥料を根元にまくことで、季節の変わり目でも元気に育ちます。
- 開花が続いている時期(主に春〜初夏、秋)は、月に1回程度液体肥料を与えると、さらに花数が増えて見応えもアップします。
肥料はあげすぎると逆効果になることもあるため、量を守って与えるのがポイントです。特に液体肥料は、薄めに作って回数を分けて与えるとより効果的です。
筆者は定番のハイポネックスを2週間に1回程度あげています。
剪定
- 冬:落葉後に高さを1/3ほどにカット。枝をすっきり整理することで、春からの芽吹きが良くなり、風通しも改善されて病害虫の予防になります。
- 春~秋:咲き終わった花をこまめに摘む(いわゆる「花がら摘み」)ことで、次々と新しい花が咲いてくれるようになります。
剪定は難しく感じられるかもしれませんが、基本は「風通しを良くする」「花を長く楽しむ」ことを意識すれば大丈夫です。
病害虫対策
ドリフトローズは、一般的なバラに比べてうどんこ病や黒星病に強いとされています。しかし、どんな植物も過密に植えたり、風通しが悪い環境に置いたりすると、病気のリスクは高まります。
そのため、苗同士の間隔をしっかり空けて植えることが大切です。また、梅雨時期や秋の長雨の時期など、湿度が高い季節には木酢液やニームオイルなどの自然派農薬を月1回程度散布しておくと安心。予防を心がけることで、年間を通じて健康な株を保てます。
筆者がドリフトローズの世話で一番気を付けたのは花がら摘みです。これをさぼると見た目も汚いですし、生育にも悪影響が出て花の数が増えません。適度にカットすることで枝分かれが促進して花の数が増えます。
方法は花がしおれてきたら花の付いた枝に最も近い葉か2番目に近い葉の上からハサミでカットします。完全に花びらが落ち切ってしまう前に行いましょう。
鉢植えと地植えの違いは?どちらがおすすめ?

鉢植えでもたくさん花は咲きます
特徴 | 鉢植え | 地植え |
---|---|---|
管理のしやすさ | 移動が簡単、土の管理が楽 | 一度植えると移動不可 |
成長の伸び | 根が限られるため制限あり | 根をしっかり張れるので成長良好 |
見た目 | ベランダや玄関におすすめ | 庭に広がりやボリュームが出る |
水やり | 毎日必要なことが多い | 雨で自然給水も可能 |
鉢植えと地植え、それぞれにメリット・デメリットがあります。鉢植えは移動ができるため、日当たりの調整や冬の寒さ対策がしやすいのが特徴。一方で、土の量が限られるため、根が張りにくく、成長が制限される場合があります。
地植えは広く根を張れるため、株がしっかり育ち、花つきもよくなります。また、水やりの手間が少ないため、忙しい方にもおすすめ。初心者の方は鉢植えから始めて感覚をつかみ、その後で地植えにチャレンジするのもよいでしょう。実際には、「最初から地植えにした方が失敗が少なかった」という声も多く聞かれます。その理由は、水やりのタイミングを間違えて根腐れさせてしまうケースが鉢植えでは起きやすいためです。
筆者は最初地植えで初めて、その後、鉢植えで育てることになりました。鉢植えでは少しコンパクトになりますが、たくさんの花が次々と咲くという点では地植えと変わらないです。
ドリフトローズの挿し木での増やし方

挿し木が成功すると葉っぱが増えていきます
ドリフトローズは、挿し木で簡単に増やすことができます。園芸初心者の方でも取り組みやすく、成功率も高めです。以下が基本手順です。
- 健康な枝を10cmほどカット(やや若めの枝を選ぶのがコツ)
- 葉は上2枚だけ残し、他は除去して蒸散を防ぐ
- 切り口を斜めにカットし、発根促進剤(ルートンなど)をつける
- 清潔な挿し木用土(赤玉土)に挿して、風通しの良い日陰に置く
- 土が乾かないよう、毎日霧吹きで湿らせて保湿する
条件が良ければ、約1ヶ月で発根します。その後は徐々に日当たりの良い場所へ移動し、秋には小さな鉢に植え替えることで、次のシーズンには立派な株へと成長します。
筆者も何度も挿し木を試しました。最初は成功率は2割程度と低かったですが、最終的には5割位まで成功率はあがりました。
- 枝はある程度太くてまっすぐで枝分かれしていないものを選ぶ
- 切り口の斜めカットは新品の刃がついたカッターで切る
- ルートンは絶対つけた方がよい
これらを実行することで確率が上がりました。
ドリフトローズはどんどん成長するので挿し木はたくさん行うことができます。増やし過ぎに注意しましょう。
ドリフトローズの庭づくり実例とデザインアイデア

イメージです
ドリフトローズは樹高が低く、横に広がる性質があるため、花壇の前面やアプローチ沿いに植えるととても映えます。さらに、色とりどりの品種があるため、色彩のコントラストや調和を楽しめるのも魅力です。
おすすめ配置例
- レッドドリフト × 白いレンガの縁取り → コントラストで花が際立つクラシックな印象に
- ピーチドリフト × ラベンダー → 柔らかい色合いのハーモニーで癒しの空間を演出
- コーラルドリフト × アイビーやローズマリー → グリーンとの組み合わせで自然風ガーデンに
プチアイデア
- 複数色のドリフトローズをジグザグに植えることで、ナチュラルで動きのある植栽が実現します
- 枕木や小道の両脇に並べると、ヨーロッパ風のガーデンスタイルに早変わりします
カラーリングや植え方の工夫で、誰でもおしゃれな庭づくりが可能です。
初心者でも失敗しない!ドリフトローズの地植え完全ガイド総括

子どもにも人気でした
ドリフトローズは、「手入れが楽」「長く花が咲く」「毎年楽しめる」「病気に強い」と、まさに初心者にこそおすすめしたい理想のバラです。
地植えすることでより自然に育ち、たっぷりと花をつけてくれるドリフトローズは、庭に華やかさと季節感をもたらしてくれます。剪定や肥料もそれほど難しくないため、「バラを育ててみたいけど自信がない…」という方でも気軽にチャレンジできるのが魅力。
この記事を参考にすれば、初めてのバラ栽培でも戸惑うことなく、美しいドリフトローズガーデンを楽しむことができるでしょう。ぜひ、あなたの庭にドリフトローズを迎えて、花のある暮らしをスタートしてみてください。