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先日視野検査を受信したら網膜剥離と診断され、大学病院で手術を受けました。
手術が終わり無事退院できたのですが、網膜剥離と言われたときはボクサーでもないのに網膜剥離?しかも手術?とかなり頭が混乱しました。
不安で色々ネットで調べたりしましたが、あまり詳細な情報がありませんでした。
今回は網膜剥離の手術や入院について私が体験した情報や感想を詳細にご紹介します。
同じ悩みを抱えてた人の参考になれば幸いです。
目次
網膜剥離診断での網膜光凝固術(レーザー治療)や筋膜バックリング手術は痛い?
網膜剥離は文字通り網膜が剥離(はがれる)症状になります。
剥離が進行すると失明となるため剥離した網膜を眼球にくっつける手術が必要になります。
網膜剥離で行われる手術は3主に種類あります。
- 網膜光凝固術(レーザー治療)
- 強膜バックリング法
- 硝子体手術
①網膜光凝固術(レーザー治療)
網膜にできた裂け目や小さな穴を塞ぐための手術です。
瞳孔から網膜の穴にレーザーを照射し、焼き付けます。
この処置をすると、裂け目の周囲の網膜とその下の組織がくっつくため、網膜が剥がれにくくなります。
症状が軽い場合の手術になり、基本日帰り手術です。
私は左目の診断後、右目も診てもらと小さな穴があるねとのことで当日この手術を受けました。
②強膜バックリング法
強膜バックリングは、眼球の外側にシリコンを押し当てずれないように縫い合わせる手術です。
若年者や軽症例にはできる限り、こちらの手術を行います。
私の左目の網膜は剥離しているが、そこまで広がってないとの事でこの手術になりました。
③硝子体手術
重症の網膜剥離には、内側から硝子体手術を行います。
眼球内の硝子体を取り除いた後、裂孔をレーザーで固めて、さらに眼内にガスを注入して網膜を膨らませます。
ちょうど破れた風船の穴を繕って膨らますような感じです。
眼内に入れたガスが裂孔を押さえるのが目的ですが、そのためには10日から2週間ほど、下向きか横向きでの安静が必要です。
大学病院で診断されるまではこの手術を受けると思っていたのでうつ伏せでずっといるのはきついと考えてました。
私はこの手術はしてませんが、された方は術後の診断時にとにかく仰向けにはならないでと言われていました。
うつ伏せでずっといなければならないような記事もありましたが、そこまで厳格ではないようです。
私が体験した手術と痛み
症状によって3つから手術が選ばれます。
私は右目を①網膜光凝固術(レーザー治療)、左目を②強膜バックリング法と2つの手術を受けました。
①網膜光凝固術(レーザー治療)の痛み
網膜光凝固術(レーザー治療)は座って検眼器のような器具に顎を乗せて反対側から先生がレーザーを照射します。
レーザーはばばばば、ばばばば、と数秒間隔で連射されます。
術前、先生に「レーザーは何回くらいやるんですか?」と尋ねたら、「うーん、100回位かな」とおっしゃってました。
レーザー照射時、目にちくちくと軽く先端の尖ったもので突かれるような痛みがあります。
先生は「多少痛いけど・・・」とおっしゃってましたが、私は割と耐えられる痛みでした。
注射を腕に刺すときよりも痛くないです、ただ、レーザーは連射されるので断続的に痛みが発生します。
②強膜バックリング法手術の痛み
強膜バックリング法は手術室で局所麻酔をされての術式でした。
ネットで事前に調べたときは結構痛いと書かれてましたし、先生も「まあまあ痛いです」とおっしゃってました。
実際に体験した感想は「2種類の痛みがあったが、想像していたほどは痛くなかった」です。
2種類の痛みとは
- 眼球横の骨?筋肉?を強く押されるような痛み
- 眼球端っこに感じるちくっとした痛み
です。
1.は硬いもので強くぐっと押されたような鈍痛で、手術中2回ほどありました。
ただ、時間は1回20秒程度だったので痛いな・・・と思ってるうちに痛みは終わったという感じです。
2.はいわゆる鋭痛でちくちくと痛む時が何回かありました。
恐らく縫い合わせてるときの痛みではないかと思いますが、痛み自体は瞬断が何回か起こる感じだったので、耐えられました。
私は医療行為で最もきつかったのはつらい時間が割と長時間続く全身麻酔なしの胃カメラです。
胃カメラよりは全然強膜バックリング法手術の痛みの方が楽でした。
※感じ方は個人差あると思います、あくまで私の感想になります。
網膜剥離発覚の経緯
今回、私が網膜剥離が発覚した経緯をお話します。
年に一度の視野検査で発覚
元々、眼圧が高く緑内障の疑いを毎年健康診断で指摘されていました。
年に一度近隣の眼科で視野検査を実施して、これまでは問題ない結果でした。
今回視野検査を受けた際、初めて左目が上部に視野欠損が見られる結果が出ました。
結果を見た主治医はじっくりと左目を診察、更に数枚目の写真を撮りました。
診断の結果、目の下の方に網膜剥離がみられるという事を告げられました。
先生には順天堂大学付属浦安病院の紹介状を書くから明日にでも大学病院へ行った方が良いと言われました。
大学病院での検査
翌日、紹介状を持って9時過ぎに順天堂大学医学部付属浦安病院へ着きました。
受付で診察券を作り、2階の眼科外来へ。
診察の前に視力や眼圧測定、目の写真を撮って診察を待ちました。
かなり混んでいてなかなか診察の順番が回ってきませんが、仕方ないですね。
順番がきて両目を診察、それほど剥離は進んではいないので左目は筋膜バックリング手術をすると告げられました。
また、右目にも小さな穴が開いてあるのでレーザー手術をしますと告げられました。
右目の手術を待つ間に入院の説明や手続きを医事課入退院受付で行いました。
右目のレーザー手術
担当医師がすべての患者を診察した後にレーザー手術を行いました。
手術室ではなく、各種目の検査を実施した部屋で行い、手術時間は5分程度でした。
術中、右目の視野は涙でぼやけた感じになっており、レーザーが見えたりはしませんでした。
手術後、会計を済まし、帰宅となります。
会計はおよそ3万円ちょっとでした。
手術後は少し眩しいと感じましたが、それほど違和感はなく帰宅できました。
筋膜バックリング手術入院
診察日から約10日後に入院しました。
順天堂大学医学部附属浦安病院で個室部屋入院
診察日に医事課入退院受付で入院についての説明を受けていました。
その際、眼科の入院の場合入院病棟は
- 追加料金なしの旧館の5人部屋か新館の5人部屋
- 追加料金5,000円の新館の4人部屋
- 追加料金20,000円の新館個室
がありました。
第2希望まで申込書に記入する必要があるとのことで、私は第一希望に①、第二希望に②としました。
正直、5人部屋が埋まっていることがあるとは全く想像してませんでした。
順天堂大学医学部附属浦安病院の場合、入院前日に部屋の連絡が来る流れになっています。
前日に来た電話で「①も②も空きがなく、個室を5,000円で利用できます」と聞かされました。
一瞬、ラッキー!と思い、了承したのですが、冷静に考えると追加料金なしを希望したのにお金を取るってどうなの?と思いました。
ネットでこの件を調べるとやはり、追加料金に納得いかず差額支払いを拒否したというブログをいくつか見つけました。
順天堂大学医学部附属浦安病院に入院することになったが、どうしても追加料金を支払いたくない人は医事課入退院受付で明確にその意志を伝えた方がよいです。
私は入院途中で部屋を変えるのが面倒だと思い、差額を支払いました。
手術前日から入院、退院まで5日間過ごしました。
やはり個室は快適でした。
入院時あって便利だった物
入院の時に持って行ってよかったと思った物は次の通りです。
- スリップオンシューズ
- 箱ティッシュ
- 耳栓
- 体拭きシート
- メガネの曇り止め
- ノートパソコン
①スリップオンシューズ
順天堂大学医学部附属浦安病院では入院時、スリッパやクロックスは不可という案内を受けました。
スニーカーで行こうかと思いましたが、数日間同じ靴を履き続けるのもと思い、スリップオンシューズ(クレッグ)をスニーカーとは別で持って行きました。
病室ではかかとを踏んで使い、部屋の外を歩く時はかかとを出して使っていました。
シャワー時に素足で履くこともできたのでとても便利でした。
②箱ティッシュ
個室にはティッシュはありませんでした。
手術後は涙と目ヤニが大量に出たため箱ティッシュを持って行って大正解でした。
点眼も1日に何度もするため絶対に箱ティッシュを持って行きましょう。
③耳栓
個室なので必要ないかなとも思いましたが持って行って大正解でした。
寝ている時間帯でのナースコールが結構鳴り、耳栓を付けると全く聞こえなくなるので熟睡できました。
④体拭きシート
手術後、いつからシャワーを浴びられるのかわからなかったため大型シートタイプの体拭きシートを持って行きました。
結果、術後翌日にシャワーを浴びることができましたが、シャワーは1日おきとのことで、手術当日とシャワーを浴びた翌日はシートで体を拭きました。
1日お風呂に入らなくてもという方もいるとは思いますが、私は毎日体をきれいにできてあってとても良かったです。
⑤メガネの曇り止め
普段はコンタクトをしていますが、手術後はコンタクトができないということはわかっていました。
院内はマスク着用のため、眼鏡は絶対に曇ると思い持って行きました。
曇り止めは塗ると1日全く曇ることがなく、快適でした。
⑥ノートパソコン
手術後、退院まで暇な時間ができるだろうと思っていました。
動画を見るのはスマホでもよかったのですが、手術後は左目があまりはっきりと見えないため、画面の大きいノートパソコンで動画を視聴していました。
ずっとベッドで寝てるのも体によくなく、イスに座って大動画を見ることができたのでノートパソコンは持って行って良かったです。
筋膜バックリング手術の内容と時間詳細
手術室への移動はは午後1時過ぎでした。
手術は前あきボタンがついたパジャマと指定されてました。
私はユニクロで購入したものを着ました。
当日のお昼前に着替えてから点滴が開始されました。
その後、2階の手術室まで看護士さんと歩いてむかいました。
待っている間に痛み止めの薬を飲みました。
手術室に入って仰向けになると左目はまぶたを閉じないようにテーピングされ、右目と顔はシートで覆われました。
手足を拘束されたというブログを読みましたが、私は一切拘束されませんでした。
左目に局所麻酔を打たれました。
これが痛かったというブログもありましたが、私は全く痛くなかったです。
更に点滴からも痛み止めを入れるとのことでした。
術前に左目に消毒用?の水をドバドバと掛けられてから手術に入りました。
初め左目はなんとなく視野がありましたが、程なくしてほとんど何も見えなくなりました。
右腕に5分に一度自動で血圧を測る器具がついていて5分おきに腕が締め付けられるので大体の時間経過がわかりました。
実際に手術自体は1時間ちょっとくらいだと思います。
最後に左目に眼帯テープに貼られて終わりました。
担架に横になって部屋に戻った時間は2時40分位でした。
手術後から退院まで(術後の違和感や状態を詳しく)
部屋に戻ると看護士さんに歩けるか確認してもらい、問題なく歩けました。
左目の眼帯がかなりこんもりしててメガネができませんでした。
手術翌日の8時ごろ検診があり、ここで眼帯は取れました。
しかし、眼圧が28と高かったため点滴の針は更に翌日まで取れませんでした。
手術翌日の夜に顔から下はシャワーをする事ができました。
1日に4回、都合3種類の目薬をさす必要がありました。
術後の左目は涙と目ヤニが絶えず出ている状態でした。
視力は見えてましたが、眼球を横や縦に動かすとちくっとした痛みと違和感がありました。
とはいえ、耐えられない痛みではなく、大きく眼球を動かさなければ問題は全くありませんでした。
手術から3日後に退院できました。
順天堂大学医学部附属浦安病院の診断書や設備について
今回手術と入院でお世話になった順天堂大学医学部附属浦安病院について情報を共有します。
順天堂大学医学部附属浦安病院の診断書入手方法
保険や会社への提出書類として診断書が必要な方は多いと思います。
順天堂大学医学部附属浦安病院の場合、保険会社など決まった書式での診断書が必要な場合は3号館1階 患者支援センター内にある文書センターというところに申込書を書いて申請します。
受付時間は平日 9:00~16:30 土曜日 9:00~12:30となります。
郵送での返却も受付てくれます。
私は共済の書式で依頼しましたが、6,600円+送料320円でした。
退院日が決まっていなくても申請可能なので手術が決まったら入院前に書類を取り寄せておきましょう。
病院書式での診断書を希望する場合ですが、文書センターでは受け付けてくれません。
主治医の先生に直接依頼するか入院時に看護師さんにお願いする方法になります。
順天堂大学医学部附属浦安病院の入院病棟設備
私が入院した3号館6階の入院病棟についてご紹介します。
ウォーターサーバーがある
飲み物の自動販売機はありませんが、ウォーターサーバーが設置されていました。
1回で一度水のペットボトルを購入して、飲んだ後はウォーターサーバーの水をペットボトルに入れて飲むことできました。
眼科の診察室がある
同じフロアに眼科の診察室があるため、毎朝診察があったのですが近くてとても楽でした。
病院食は水曜日に選ぶことができる
毎週水曜日に金曜日~翌木曜日までの朝食と夕食を2種類から選ぶことができました。
朝食はパンorご飯 夕食はおかず2種より選択という感じでした。
正直量は私には少なかったです。
お湯の出る洗面台がある
個室には洗面台が付いていて、お湯が出ました。
髪は退院まで洗うことができなかったですが、お湯でタオルを濡らして髪の毛を拭くことができました。
これはかなり助かりました。
ちなみに、退院時の説明書きに術後1週間は洗顔と洗髪は控えましょうと記載されています。
控えましょうなので、禁止ではないです。
冷蔵庫がある
個室には小さな冷蔵庫がありました。
飲み物やコンビニで買った食料を保存するのに助かりました。
起床と就寝時間
事前に朝6時起床、夜9時就寝と聞いていました。
6時から順次朝の検温などが回って来るので6時起床となっているようです。
遅いと7時ちょっと前くらいにならないと検温が来ないので6時に絶対起きている必要はなかったです。
夜9時の就寝も部屋の電気を消さなければならないということもなかったです。
シャワーは1日おき
シャワーは1枠30分の予約制になっていました。
私は1日おきということを知らず前日入ったにも関わらず看護師さんに予約をお願いしてしまいました。
看護師さんは本当は1日おきですけど、予約が空いてるからよいですよと言ってくれましたが、遠慮しちゃいました。
まとめ 退院後
最後までご覧いただきありがとうございます。
網膜剥離という診断を受けた時はかなりショックで、動揺しました。
色々なブログなどを読んでも心配は全く解消できず、手術を迎えることになってしまいました。
実際に手術を受けて、入院が終わってみれば、そこまで深刻に悩む必要はなかったです。
退院後は日に日に目の腫れも引いて、状態は良くなっていきました。
バックリング手術で縫った糸は2週間くらいで溶けるそうで、抜糸はありません。
料金ですが、入院費、診断書作成費用込で20万890円でした。
この記事で一人でも網膜剥離で不安になっている人の参考になれば幸いです。
手術後、2か月でコンタクトレンズは使用可能となりました。
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