私はノイズキャンセリングや耳の穴にギュッと詰めて使うインナータイプのワイヤレスイヤホンは
- 耳が痛くなる
- 外の音が聞こえない
- 落としそう
といった理由で好きではありません。
通勤や運動時には耳を塞がないオープンイヤー型ワイヤレスイヤホンを愛用しています。
今回は骨伝導イヤホンで有名な(旧:AfterShokz)Shokz Aeropexと骨伝導を使わないSonyのFloat Runを実際に長期間使用してどちらがオープンイヤー型ワイヤレスイヤホンのおすすめなのかを徹底レビューしていきます。
目次
AeropexとFloat Run、運動時、普段使いどちらにも使えるのはどっち?
運動時、普段使い、両製品とも完成度は高く、どちらを購入しても満足度は高いと思います。
私の結論は
音質にこだわる人と地下やトンネル内を走る電車に乗ることが多い人にはFloat Run
それ以外の人はShokz
をお勧めします。
何故地下を走る電車が条件なのかはレビューを読んでいただくとよくわかります。
AeropexとFloat Runの製品レビュー
AeropexとFloat Runを写真を交えながら徹底比較していきます。
AeropexとFloat Runのサイズ比較
実際に測ったサイズと重量は以下の通りでした。
Aeropex | Float Run | |
サイズ | 12.5㎝×9.5cm | 13cm×12cm |
本体重量 | 25g | 31g |
数字だけ比較すると同じような大きさに感じますが、2つを並べてみるとFloat Runは耳に掛ける部分がかなり大きいため見た目はAeropexが小さくコンパクトに見えます。
重量は見た目通りFloat Runが少し重かったです。
装着してしまえば重さに違いは感じられません。
■サイズ比較結果
男の私目線ではどちらも気にならなかったですが、女性に比較してもらうとみんな口をそろえてAeropexの方がコンパクトで良いとの意見でした。
見た目のコンパクトさでAeropexが◎
AeropexとFloat Runの装着感比較
Aeropexは湾曲した部分を耳に掛けるだけで装着できます。
少しだけ挟まれている部分に圧が掛かっていますが、重さを感じることはなくとても快適です。
ジョギングをしても全くずれることはありませんでした。
Float Runは耳に掛ける部分が長いため装着するときに両手でイヤホンを下に落とす動作が必要になります。
装着後は顔との設置面積が少なくなるようにつくられているため装着時の違和感はほとんどありません。
こちらもジョギングをしても全くずれることはありませんでした。
■装着感比較結果
装着動作は一発装着のAeropexに分があります。
装着後の違和感はどちらも大差ありませんでした。
装着の簡単さでAeropexが○
AeropexとFloat Runの操作方法比較
Aeropexは本体右部分の下に「+」「-」2つのボタンがついています。
BlueToothのペアリングを行う時、電源を入れるときは+ボタンを長押しします。
装着して電源を入れる時、右手親指で+ボタンを下から押し上げる動作になります。
ボタンが2つしかないため一番手前のボタンを押すと覚えておけばよいため操作は迷うことなくできます。
Aeropexは本体右部分の横に「+」「凸」「-」3つのボタンが並んでいます。
BlueToothのペアリングを行う時、電源を入れるときは凸ボタンを長押しします。
装着して電源を入れる時、右手人差し指で凸ボタンを横から押し続ける動作になります。
ボタンが3つ並んでいるため真ん中のボタンを探す必要があることと、人差し指で横から押す動作に慣れず動作に時間がかかります。
■装着方法比較結果
ボタン数が少なく、親指で下から押す動作で電源を入れるAeropexが圧倒的に操作しやすいです。
Float Runはボタンを大きくつくるよりボタン数を減らした方がよかったのではないでしょうか。
操作の簡単さでAeropexが◎
AeropexとFloat Runの音量、音質、音漏れ比較
イヤホンとして重要な音に関する比較は以下の通りになりました。
Aeropex | Float Run | |
音量 | 音楽系○ 会話系△ | 音楽系○ 会話系○ |
音質 | 低音弱い | 良好 |
音漏れ | 音量大で少し漏れる | Aeropexより漏れる |
AeropexとFloat Runの音量比較
Aeropexは骨伝導イヤホンのため音量について特徴があります。
音楽の音についてはFloat Runと同じ程度の音量で聞こえます。
しかし、You Tubeなどに多い人の会話はFloatRunより音量が下がります。
(音量を上げないと聞こえない)
写真上に音量バーが出ていますが、Float Runと同じ音量で聞くにはiphoneで音量大ボタンを3~4つ上に上げないと聞こえません。
しかし、 Aeropexはiphoneの音量を最大にすると骨伝導の振動が大きくなりブルブルとした振動が顔を叩き非常に不快になります。
電車(特に地下やトンネル)乗車時
AeropexとFloat Runはどちらもオープンイヤー型ワイヤレスイヤホンのため電車内では電車の音が大きいため音が聞こえにくくなります。
Aeropexは電車が地下やトンネルに入るとさらに聞こえにくくなり、場合によってはほとんど聞こえなくなります。
電車が地下やトンネルに入って音が聞こえなくなった場合、肌に接している部分を指押して顔にピッタリと付けると多少聞こえるようになります。
AeropexとFloat Runの音質比較
Aeropex単体で聞けば音質が悪いという感じはしません。
Float Runと比較すると低音が弱く、音質もよくないと感じてしまいます。
Float Runは音質がよく映画館で音を聞いているような広がりのあるサラウンドに感じられます。
AeropexとFloat Runの音漏れ比較
音を大きくするとどちらも音漏れがします。
iphoneで同じ音量で聞いた場合、Float Runの方が音漏れ量が少しだけ多いです。
とはいえ、インナータイプのイヤホンより大きいということはないです。
■音量、音質、音漏れ比較結果
音量、音質ともにFloat Runが良かったです。
地下やトンネルに電車が入ったときAeroPexの音の聞こえなさは大問題です。
音についてはFloat Runが◎です
AeropexとFloat Runの電池持ち比較
Aeropexはカタログ上のバッテリー駆動時間は8時間です。
通勤時、ジョギング時に利用しましたが、概ね8時間程度は動作できました。
充電時間は2時間となっていますが、こちらはもう少しかかり3時間位でした。
充電ケーブルは専用で汎用性はありません。
付属のケースは小さ目でコンパクトです。
Float Runはカタログ上のバッテリー駆動時間は10時間です。
通勤時、ジョギング時に利用しましたが、概ね10時間以上は動作できました。
充電時間は3時間となっていますが、こちらは大体その通り3時間位でした。
充電ケーブルはUSB type-Cで汎用性ありです。
付属のケースはかなり大きいです。
■電池持ち比較結果
長い時間動く方がよいに決まってます。
電池持ち比較はFloat Runが〇です
ShokzとFlot Runの口コミ
■Shokzについての口コミをご紹介します。
調子が悪かったので、問い合わせをしてみたら、めちゃくちゃ丁寧で、ビビるくらい早い対応をしていただきました!
本当にありがとうございました!#SHOKZ#OPENRUN pic.twitter.com/13rq9h27St— ミハラMZDAO (@a2mitaka) June 22, 2023
Shokzは2年保証で、不具合がでると基本すぐに交換してくれます。
私も1度交換していただきました。
#骨伝導 #Shokz #Aeropex はまだ耳周りのエッジが効いていないので
楽なんですよね。#カリフラワーイヤー pic.twitter.com/Phnk9mACkA— S力ップ (@17_fvso) February 4, 2023
スムーズに着けられますし、着け心地は本当に快適です。
良いものはお高いのですね😱店で試着したらこれが良かったんです
ミニサイズ Shokz OpenRun Pro Mini 骨伝導イヤホン 最新骨伝導技術 低音再生強化急速充電 DSPノイズキャンセリング・マイク 10時間の音楽再生と通話 公式ストア正規品 ワイヤレス 防水 bluetooth5.1 ベージュ https://t.co/XfGIhkHdss
— yuzuru-141@洗車の民 (@0623yuzuru141) June 14, 2023
miniタイプもありますので是非試着して購入しましょう。
■Float Runの口コミをご紹介します。
ソニーのFloat Run。良い。音の広がりが普通のイヤホンとは別次元。ランニングで音楽聴きたいけど周囲の音も安全のために聞きたい人にはおすすめ。人におすすめすることってほとんどないけどこれはおすすめ。#FloatRun #Sony pic.twitter.com/vghFY59Ocb
— tkyk art (@ayhyrit) February 26, 2023
本当に音がいいんですよね!
ソニーの新しいオープンイヤーヘッドホン『Float Run』を買ってみた。
骨伝導よりかなり音質がいい。
思っていたほど音漏れもなさそうでいい感じ♪#FloatRun#SONY#ソニー pic.twitter.com/AEUYp8oaw6— あとむ (@rabbicho) February 3, 2023
音漏れも気にならない程度です。
昨日、秋淀でSONYのFloat Runを試聴。ながら聞きイヤホンとしてのオススメ度高そうよ。骨伝導と違って音量上げても振動がないし、音漏れも聞こえてる音量よりも小さめでテレワークで使うのに丁度良さげ。 pic.twitter.com/a5qjlS2jwS
— いたる (@itaru_414) January 25, 2023
骨伝導イヤホンは音量を最大にするとどうしても振動が気になりますね・・
Shokzの製品一覧と比較
(旧:AfterShokz)Shokzの製品構成は以下の通りです。
- OpenRun Pro
- OpenRun
- Aeropex
商品の違いをまとめると以下のようになります。
OpenRun Pro | OpenRun | Aeropex | |
急速充電 | 5分充電で1.5時間 | 10分充電で1.5時間 | なし |
充電時間 | 1時間 | 2時間 | 2時間 |
バッテリー駆動時間 | 10時間 | 8時間 | 8時間 |
骨伝導テクノロジー | 第9世代 | 第8世代 | 第8世代 |
スマホアプリ | 対応 | 非対応 | 非対応 |
Open Run proは試聴しましたが、音の大きさはAeropexと同じレベルでした。
AeropexとOpenRunはほぼ同じ価格。
OpenRun ProとOpenRunの価格差は約5,000円。
OpenRun Proは
- 10時間駆動
- 最新の骨伝導テクノロジー
- スマホアプリ対応(イコライザー機能などが使える)
この3つは大きなメリットになると思います。
予算に余裕があればOpenRun Proがお勧めです。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。
オープンイヤー型イヤホンは
- 外の音がちゃんと聞こえる
- 頭を挟む形で装着しますが痛みはなく、落とす心配がない
ジョギングや通勤など屋外で使う時に安心して使うことができます。
まだ使ったことのない人は是非試してみてください、おすすめですよ。
ShokzとFloat Runの価格ですが、OpenRunとFloat Runがほぼ同価格で1,5000円前後、OpenRun Proは+5,000円になります。
ジョギングや運動時の利用がメインで音楽視聴で音質にもこだわりたい人と地下鉄やトンネルを通る電車に長く乗る人はFloat Run。
私は地下を走る区間が長い電車に乗っているので、Float Runを使ってます。
普段使いが多い人はShokzがおすすめです。
Shokzの中では10時間駆動と最新骨伝導方式、スマホアプリで音質の変更ができるOpenRun Proを購入した方が絶対満足度は高いです。
オープンイヤー型イヤホンで安全に音を楽しみましょう!