釣りが好きな人はほとんどがお刺身好きだと思います。
お刺身をより美味しく食べる方法の一つに塩水処理がありますが、お刺身を何分塩水に漬けるのが最も美味しいのでしょうか?
今回は販売時間が経ってセールになっていたお刺身盛り合わせを購入して
- 塩水処理なし
- 5分塩水処理
- 10分塩水処理
- 15分塩水処理
時間を変えて味を比べてみました。
目次
最も美味しかった塩水処理時間は?
お刺身盛り合わせの中から
- 養殖真鯛
- カンパチ
- サーモン
- 本マグロ中トロ
4種類を食べ比べしてみた結果、
①養殖真鯛と②カンパチは10分が最も美味しく
③サーモンと④マグロ中トロは5分か10分、味の好みで変わる
という結果になりました。
全て5分が一番美味しいだろうと思っていたのでちょっと意外な結果でした。
塩水処理比較を行ったお刺身の状態
塩水処理時間比較を行ったお刺身盛り合わせはイオンで購入しました。
購入は21時ごろでした。
加工年月日が同日の11時
消費期限が翌日の5時
1,980円(本体価格)の商品が990円(本体価格)で売られていました。
家に持ち帰って蓋を開けて臭いを嗅いでみると、カンパチはに少し生臭く、サーモンは脂が変化したような臭いが少ししました。
生マグロ中トロと養殖真鯛とイカは全く無臭でした。
①養殖真鯛のお刺身塩水処理比較結果
臭いは特になかった養殖真鯛ですが、塩水処理でどう変化したのでしょうか
■見た目
塩水処理の時間が進むにつれて身の赤っぽい色味が減って白身の魚らしい色になっているように感じられました。
■味
塩水処理なしのお刺身も美味しかったですが、次に5分の刺身を食べると真鯛らしい淡泊な味わいが引き立つように感じました。
さらに10分経過したお刺身を食べると寝かせて熟成させたようなもっちりとした食感に感じられ最も美味しく感じました。
15分の刺身はほんの少し塩っぽさが感じられてしましました。
塩水処理時間 | 味評価 |
処理なし | ▲ 塩水処理したお刺身と食べ比べなければ普通に美味しい |
5分 | 〇 雑味がなくなり処理なしより淡泊な味わい |
10分 | ◎ 5分よりさらに淡泊で少し寝かせたようなもっちりした食味 |
15分 | △ 塩分が身に浸透して気持ちしょっぱい気が |
②カンパチのお刺身塩水処理比較結果
少し臭いがしたカンパチのお刺身でしたが、塩水処理をすることで5分以上のお刺身は全て臭いは無くなりました。
■見た目
比較すると塩水処理なしは少し色がくすんでいるように感じました。
塩水処理したお刺身は時間経過と共に色鮮やかになっていくように見えました。
■味
塩水処理なしのお刺身は普通に食べられましたが、分経過したお刺身を食べるとカンパチらしい味がより鮮明になっていました。
10分経過したお刺身は水分も抜けさらに甘味が凝縮されたように感じました。
15分経過したお刺身は脂が抜けすぎて少し味わいがないように思いました。
塩水処理時間 | 味評価 |
処理なし | △ 少し臭いが気になる |
5分 | ○ 臭いは無くなり美味しい |
10分 | ◎ さっぱりとした味わいでより美味しい |
15分 | ▲ 脂分が抜けすぎた気がする |
③サーモンのお刺身塩水処理比較結果
少し臭いがしたサーモンのお刺身は塩水処理をすることで5分以上のお刺身は全て臭いが無くなりました。
■見た目
塩水処理の時間が進むにつれて身の色味が鮮やかなオレンジ色になっているように感じられました。
■味
塩水処理なしのお刺身は脂のりのりで美味しかったです。
5分経過したお刺身は適度に脂が落ちて食べやすくなっていました。
10分経過したお刺身はさらに脂が落ちてさっぱりした味わいになっていました。
15分経過したお刺身は脂が落ちすぎて物足りない味になっていました。
塩水処理時間 | 味評価 |
処理なし | ○ 脂乗りたっぷり |
5分 | ◎ 少し脂が抜け処理なしよりバランスが良い |
10分 | ◎ 5分より更に脂が抜けさっぱり |
15分 | ▲ 脂が抜けすぎて少し物足りない |
④本マグロ中トロのお刺身塩水処理比較結果
特に臭いはなかった本マグロの中トロですが塩水処理でどう変化したでしょうか
■見た目
塩水処理時間経過とともに赤身の赤色が薄くなっていくように見えました。
15分処理したお刺身は見た目少し大トロのようでした。
■味
塩水処理なしのお刺身は本マグロらしく美味しかったです。
5分経過したお刺身はくどさがなくなり身が締まり濃厚な味わいに感じました。
10分経過したお刺身はかなり脂は抜けましたが、しっとりとして旨みはありお寿司屋さんで食べるお刺身のような熟成感がありました。
15分経過したお刺身は見た目は大トロっぽいが、味は赤身のように脂がかなり抜けてしまい今一つでした。
塩水処理時間 | 味評価 |
処理なし | ○ 処理なしでも美味しい |
5分 | ◎ 気持ち脂分が抜け食べやすく |
10分 | ◎ 5分より更に脂分が抜けてさっぱり |
15分 | △ 脂が抜けすぎて赤身のような味に |
今回行ったお刺身の塩水処理方法
塩水処理はお水の量に対して3%の塩を溶かします。
1リットルに塩を約30g程度になりますので、200mlの計量カップに水一杯で塩6gと覚えておくとよいと思います。
今回は計量カップに水2杯、400mlに塩12gで塩水を作りました。
作った塩水を15分程度冷蔵庫に入れて水温を下げてから塩水処理をしました。
冬場はあまり気にしなくてよいと思いますが、塩水は冷やして温度を下げた方がよいです。
時間が経って引き上げたお刺身は最後にキッチンペーパーで上下を軽く抑えるようにして水分を取りました。
お皿に並べて塩水処理は完了となります。
塩水処理が終わったボウルの中は脂や白っぽい汚れのようなものが漂っていました。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。
お刺身の塩水処理比較はいかがだったでしょうか
さっぱり系のお刺身は10分
脂乗りのよいお刺身は
- 脂乗りを生かすなら5分
- 少しさっぱり食べたいなら10分
が最適だとわかりました。
ポイント
お刺身を塩水処理すると
- 味が良くなる
- 見た目の色が鮮やかになる
絶対やった方が良いなと実感しました。
一度体験すると今後購入するお刺身は塩水処理しないと満足できなくなります!
スーパーのお刺身は塩水処理きっちりやって水気拭き取ると段違い🐟 pic.twitter.com/LcEXuBxGaZ
— こーいち🇩🇪×🇮🇹 (@nobike0nolife) March 14, 2023
スーパーのお刺身
塩水処理しないと食べられない体になってしまった— ここりる (@kokoriru) March 12, 2023
おはようさん!
アジ中心で底物色々混ざって1tほど。
経費かな😂
タイをパクってきてお刺身にしました🐟脂乗ってる〜👍初めて塩水処理してみましたが、コレはいい!!ウロコ剥がずに調理できるぞー、身も締まって一石二鳥😊今度から塩水処理やろっと!
本日もよろしくお願いします! pic.twitter.com/mOBfozsXGp— パーシー🐟水陸両用子育てブロガー (@ryoushinopercy) January 28, 2023
皆さん、私と同様に体験すると塩水処理にはまってしまうようです。