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バッテリーの劣化による突然のエンジントラブル――そんな不安を抱えたまま、日常のドライブを続けていませんか?特にスバル・フォレスターのような電装品の多いSUVでは、バッテリーの寿命管理がとても重要です。
けれど「交換時期はいつ?」「費用はどれくらい?」「自分でできるの?」と、わからないことだらけで戸惑う人も多いはず。
この記事では、「フォレスター バッテリー交換」というテーマで、交換時期や費用、交換方法、適合バッテリーの選び方までを小学生でもわかる言葉で丁寧に解説します。
この記事を読めば、自分のフォレスターにぴったりの交換方法が見つかり、安心してカーライフを続けられるようになります!
記事ポイント
- フォレスターSK9のバッテリー交換時期の目安がわかる
- ディーラー・量販店・DIYの費用比較で最適な方法が選べる
- バッテリー2個搭載の有無を確認できる
- 自分でバッテリー交換する方法がわかる
目次
フォレスターのバッテリー交換|時期・費用・適合表を総まとめ
このセクションではフォレスターのバッテリー情報について詳しくお伝えします。
バッテリーがまだよくわかってない方は先にこちらを読んでいただくとよくわかると思います。
- バッテリー交換時期の目安は?寿命と症状で判断しよう
- ディーラーでのバッテリー交換費用はどれくらい?
- オートバックスやイエローハットでの交換費用と所要時間
- バッテリー2個搭載?フォレスターの構造を確認しよう
- フォレスターに適合するバッテリー品番・適合表まとめ
バッテリー交換時期の目安は?寿命と症状で判断しよう
一般的なバッテリーの寿命は約2〜5年とされています。
フォレスターのようにアイドリングストップ機能や電動装備が多い車種は、電力の消費が多いため、寿命は短めの2〜3年程度が目安です。
寿命のサイン(こんな症状が出たら要注意)
- エンジンのかかりが悪い(セルが弱く回る)
- パワーウィンドウやライトの動作が弱くなる
- アイドリングストップが作動しなくなる
- バッテリー液の減りが早い
上記のような症状が出てきたら、寿命が近づいている可能性があります。
SK9フォレスターe-BOXERの場合、アイドリングストップ機能が働かなくなった時は補機バッテリーが寿命になっています。
筆者は「最近アイドリングストップする回数減ったな」と感じて補機バッテリーを調べてみたら交換時期になってました。
バッテリー寿命と使用年数の目安(表)
使用年数 | 寿命の可能性 | 状態の目安 |
---|---|---|
1年未満 | 少ない | 新品に近い |
2年 | やや劣化 | チェックが必要 |
3年 | 劣化中 | 交換を検討する時期 |
4〜5年 | 寿命近い | 早急な交換をおすすめ |
※環境(気温や使用頻度)によって変動します。
エンジンが掛かって無い状態でライトや室内灯を付けっぱなしにしてバッテリーを消耗すると使用年数に満たなくてもバッテリーはダメになります。
筆者の場合、子供がいたずらでつけた室内灯に気づかず翌日にバッテリーが上がってエンジンが掛からなくなりました。
こうなると電動ドアロックも解除できず、スタートボタンを押しても全く反応しなくなります。
JAFや保険会社からの依頼で修理業者が来て、その場ではエンジンがかかるようにしてくれますが、バッテリーは交換した方がよいです。

1日でバッテリー上がります
ディーラーでのバッテリー交換費用と所要時間
ディーラーで交換する場合の費用は以下の通りです。※バッテリー1つの費用です
項目 | 費用目安(税込) |
バッテリー本体 | 約25,000円〜35,000円 |
工賃 | 約3,000円〜5,000円 |
合計 | 約28,000円〜40,000円 |
所要時間
- 作業時間は約30分〜1時間程度(事前予約必須)
メリットとデメリット
- メリット:純正バッテリー使用/保証あり/作業が確実
- デメリット:費用が高め/予約が必要な場合もある
参考リンク
オートバックスやイエローハットでの交換費用と所要時間
量販店での交換はディーラーよりも安く済む傾向があります。※バッテリー1つの費用です
項目 | オートバックス | イエローハット |
---|---|---|
バッテリー本体(税込) | 約15,000円〜25,000円 | 約15,000円〜24,000円 |
工賃(税込) | 約1,100円〜2,200円 | 約1,000円〜2,000円 |
合計(税込) | 約16,000円〜27,000円 | 約16,000円〜26,000円 |
所要時間
- 作業時間は約30分〜1時間程度(事前予約推奨)
メリット・デメリット
- メリット:即日対応/比較的安い
- デメリット:適合バッテリーの在庫がない場合がある/店によって品質差あり
自分でバッテリー交換する場合の交換費用と所要時間
バッテリー交換をしたことがない方は難しく感じるかもしれません。
項目 | 自分で交換 |
---|---|
バッテリー本体(税込) | 約17,000円 |
工賃(税込) | 0円 |
合計(税込) | 約17,000円 |
所要時間
- 作業時間は約15~30分(1つ)
作業自体は詳しく解説しますが簡単です。
- スパナでナットを開け閉めできる
- バッテリー約10kgを1人か2人で持ち上げ下げてきる
上記ができれば交換できます。
バッテリー2個搭載?フォレスターの構造を確認しよう

向かって右がメインバッテリーです
フォレスターの一部モデルe-BOXER搭載車は、メインバッテリーと補機バッテリー(サブバッテリー)の2個構成になっています。
2個搭載のモデル
SK系(2018年〜)のハイブリッド車(e-BOXER)
2つのバッテリー役割
向かって右のメインバッテリーは通常の電装機器発電用となります。
- セルモーターの回りが悪い
- オートドアロックが動作しない
- 室内灯が点かない
これらはメインバッテリーが要因となります。
向かって左の補機バッテリーはアイドリングストップの再始動用となります。
こちらの方が劣化速度は遅いです。
バッテリー劣化が進むとアイドリングストップしなくなります。
アイドリングストップしなくなるだけで、車の走行には大きな支障はありませんが、交換した方がよいです。
フォレスターに適合するバッテリー品番・適合表まとめ
以下は、代表的なフォレスター(SK型・SJ型)に対応するバッテリーの一例です。
フォレスター型式 | 年式 | バッテリー型番例 | |
SJ5(ガソリン) | 2012〜2018 | 55D23L | |
SK9(e-BOXER) | 2018〜 | 55D23L + N-55R | |
SK9(ガソリン) | 2018〜 | Q-85 |
※購入前に必ず車検証または現物で確認してください。
バッテリー選びの注意点
価格が安くても中古品(リビルド品)は購入しないようにしましょう。
筆者はSK9のメインバッテリーを2回、補機バッテリーを1回交換しています。パナソニックのカオス、ボッシュのハイテックプレミアムを使いましたが、価格が安いですがどちらも全く不満無い商品でした。
【パナソニック】
SJ5、SK9用メインバッテリー
e-BOXER用サブバッテリー
【ボッシュ】
SJ5、SK9用メインバッテリー
e-BOXER用サブバッテリー
自分でできる?フォレスターのバッテリー交換方法と費用
- 自分でバッテリー交換できるか判断する3つのチェックポイント
- 自分でやる場合のバッテリー交換費用と必要な道具
- 初心者でもできる!バッテリー交換方法を写真で解説
- フォレスターのバッテリー交換完全ガイド|総括
自分でバッテリー交換できるか判断する3つのチェックポイント
バッテリー交換は基本的に誰でも可能といわれていますが、安全かつ確実に作業するにはいくつかの条件を満たしている必要があります。
以下の3つのチェックポイントを丁寧に確認し、自分に向いているかどうかを判断しましょう。
- 工具が揃っているか?
- 最低限必要な工具として、10mmのレンチが必要です。これは端子のナットを外すために使います。
- 絶縁手袋は、感電やショートを防ぐために必須です。ゴムや樹脂製のもので手にフィットするものを選びましょう。
- さらに安全かつスムーズな作業のために絶縁用のガムテープを用意しましょう。
- 作業場所が安全か?
- 平坦で風のない、安定した場所が理想です。自宅の車庫や屋根のある駐車場などが適しています。
- 作業するスペースが狭いと、誤って工具を車体にぶつけたり、足元に落としたりして危険です。ボンネットの前後左右に十分なスペースがあることを確認しましょう。
- 照明が不十分な場所では端子の位置や工具の操作が不安定になるため、日中の作業やLEDライトの活用をおすすめします。
- 自分に作業の自信があるか?
- バッテリー交換は簡単なようでいて、プラスとマイナスの接続を間違えると、重大なトラブル(ヒューズ切れや電子機器の故障)を招く恐れがあります。
- 作業手順をしっかりと頭に入れ、途中で慌てることがないよう、落ち着いて進められるかを冷静に判断しましょう。
- 一度でも車のメンテナンス経験がある方であれば、作業ハードルは低くなりますが、まったくの初心者で不安が強い場合は無理をしないのが賢明です。
以上の3つのポイントを満たしていれば、自分で交換することは十分に可能です。
逆にどれか一つでも不安な要素がある場合は、無理せず次のセクションで紹介する費用と手順を確認しつつ、プロに依頼するかどうかを検討しましょう。
筆者は過去合計で10回程度バッテリー交換をしています。
車の整備関連ではワイパーゴム交換やタイヤ交換と作業レベルは変わらないです。
作業に不安がある方は一度、ディーラーかカーショップに依頼、実際の交換作業を見てできるか判断すると良いです。
初心者でもできる!バッテリー交換方法を写真で解説
2つのバッテリー交換について写真付きで解説します。
向かって右のメインバッテリー交換

スバルSK9バッテリー交換方法画像
メインバッテリーの方が交換は簡単です。
赤丸のバッテリーのマイナス端子部分のナットをレンチで緩めて接続部分を外します。
マイナス端子は赤いカバーが付いてない方になります。
外したらガムテープで端子を覆ってください。
続いて赤いカバーを外して青丸のプラス端子ナットをレンチで緩め端子を外し、こちらも外したらガムテープで端子を覆ってください。
最後に固定している金属部分の緑丸のナットを外します。
外すと固定具を外すことができ、後はバッテリーを取外してから新しいバッテリーを載せます。
今度は逆に固定具のナット、プラスの端子部分ナット、マイナス部分のナットを締めて作業は完了です。
向かって左の補機バッテリー交換
補機バッテリー交換の方が少し難易度が高いです。
右のバッテリーはナットを回せる工具であれば、モンキーレンチでも作業ができますが、補機バッテリーは他の部品と干渉するため使用できないレンチがあります。
いわゆる10㎜のスパナでしたら干渉せず作業可能です。
赤丸のマイナス端子側のナットを緩めて端子を外します。
補機バッテリー側は配線がバッテリーの上にされているため作業がしにくいので右の赤枠ナットを外してください。
外したらガムテープで端子を覆ってください。
プラス側の赤いカバーを外して青丸のナットを緩め、端子を外します。
外したらガムテープで端子を覆ってください。
そして緑丸の固定具ナットを緩めて固定具を外してバッテリーを取り出します。
新しいバッテリーを載せたら、今度は逆に固定具のナット、プラスの端子部分ナット、マイナス部分のナットを締めて作業は完了です。
端子を外すときに干渉しやすいのと固定具が外しにくい点で補機バッテリーは少し難易度が高いです。
フォレスターのバッテリー交換完全ガイド|総括
フォレスターのバッテリー交換は、一見専門的に思えるかもしれませんが、正しい知識と手順を押さえることで、初心者でも安全に実施できます。
特に、日々の運転で少しでもセルのかかりが悪い、ライトが暗いなどの違和感を感じたら、バッテリーの状態を疑うことが大切です。
車の心臓部ともいえるバッテリーを定期的にチェックし、劣化を放置せずに交換することがトラブル防止につながります。
また、交換にかかる費用はディーラー、カー用品店、そしてDIYによって大きく異なります。
自分で交換できれば、費用を大幅に抑えられるだけでなく、車への理解も深まります。
一方で、フォレスターe-BOXERの場合は、バッテリーが2個搭載されていて複雑な構造になっているため、必ず事前に車種情報や適合バッテリーを確認しましょう。
今回紹介した内容を参考にすれば、フォレスターのバッテリー交換時期の判断や費用の比較、バッテリー選びから交換方法まで、トータルで理解できるはずです。
自分に合った方法を選び、万全なメンテナンスで、安心・快適なカーライフを末永く楽しんでください。
知識をもとに行動することが、愛車を長く大切に乗り続ける第一歩になります。
同じSK9フォレスターのワイパーゴム交換方法を知りたい方はこちらをご覧ください。
コバックの車検がなぜ安いか知りたい方はこちらをご覧ください。