神奈川県三浦半島大津港の「石田ボート」で手漕ぎボートでシーバスの大物を泳がせ釣りで狙ってきました
※過去の釣行記を再編集しています
横須賀市大津港の石田ボートでシーバスや青物の釣果が上がっていたのでシーバスの大物を狙って念願の泳がせ釣りに行ってきました。
結果は80センチを超えるシーバスを釣ることができ大満足な1日でした。
泳がせ釣りって何?と思われた方、この動画を見ればイメージしやすいと思います。
出船時間は7:00だったため余裕をもって今回も4時に家を出発ました。
首都高速から横浜横須賀道路を通って馬堀海岸ICで降りてその後10分弱で到着しました。
ETCの30%割引が適用され料金は2,590円でした。
馬堀ICからは早朝のため混雑することなく10分かからず到着しました。
私が今回泳がせ釣りを選んだ理由は
今回三浦半島の新しいボート店開拓をしようと調査していたのですが石田ボートの釣果欄に釣ったアジをエサにしたシーバスや青物の釣果が掲載されていました。
東京湾のシーバスを一度釣ってみたいと思っていたのと泳がせ釣りという新しいジャンルの釣りに興味もあったので早速大津港へ釣りに行くこととしました。
シーバスの大物が狙える泳がせ釣りにおすすめの釣り場6選
大津港では名前が付いた有名ポイントが6つ存在します。
- ヤマダ電機前
- 丸根
- 富士山出し
- ガレ場
- 武山出し
- 中根
受付の時にスタッフに泳がせ釣りをやることを告げると「泳がせ釣りをやるなら中根まで行った方がいいよ」と教えられました。
ということで、今回の泳がせ釣りは石田ボートスタッフおすすめ釣り場「中根」で実釣しました。
秋~冬のシーバスや青物狙いで泳がせ釣りをする場合は「中根」か「ガレ場」と呼ばれる小さいな根が点在するポイントがおすすめです。
しかし、スタッフに教えてもらった泳がせ釣りのおすすめスポットである中根までは陸から500メートルほど離れていて、この港の有名ポイントでは一番遠く、手漕ぎボートだと40分以上かかります。
教えられた中根に向かって必死に漕いで行きました。
中根は大津港からは一番遠いポイントで水深も深いです。
冬になってくるとアジもある程度深場に貯まるようになりますので中根はエサのアジ確保もしやすいです。
もう一つのポイント「ガレ場」は根が小さいため魚群探知機がないとうまくポイントを見つけられないかもしれません。
根の周りにアジがいるためポイントにボートを止められないとエサのアジの確保が難しくなり、泳がせ釣りが成立しなくなります。
魚群探知機のない方は中根に行った方がよいです。
また、この季節は周辺に海苔棚が設置されます、周辺でアンカーの投入禁止やボート乗り入れ禁止区域が設定されますのでボート乗船前に石田丸さんで確認しましょう。
泳がせ釣りでのシーバス釣り用に準備した道具とセッティング
生きたアジの泳がせ釣りをするにあたり、泳がせ用の太いハリスと針が必要でした。
キャスティングでハリス用の6号ライン800円とワラサ針650円を購入してきました。
自分で針にハリスを結ぶのは初めてでした。HPで結び方を調べて「南方延縄結び」が強度が強くおすすめとのことだったので見様見真似で結びました。
また、釣ったアジを活かしておくため海中に浮かべておく海水の入る折り畳みバケツも購入しました。
■持って行ったメインの釣り道具
釣竿 | 6:4のムーチングロッド ベイトジギング用ロッド |
|
リール | ダイワカウンター付両軸受けリール シマノカウンター付両軸受けリール |
|
その他1 | アジ活かし用バッカン | |
その他2 | 竿受け、ビシ用天秤、ビシカゴ タモ網、ナイフ、ハサミ |
当日のエサのアジ釣り用仕掛けを下記の図で紹介しておきます。
8時:ポイント到着
目的地に到着すると、この日釣りに来たかなりの人が同じポイントで釣りをすることになりました、皆さん泳がせ釣りのようです。
気持ちいいボート釣り日和、買い物してゆっくり出勤したら大津港のボート全部売り切れでしたwww
あわてて伊勢町へ行き先変更。
中根、武山は大混雑してます。#伊勢町 #三浦ボート pic.twitter.com/54D7ER83v2— buru (@mata_bort) February 24, 2020
まずはエサのアジを釣らなくてはなりません、水深は26メートル弱、石田丸さんで500円で購入したオキアミを針付けてアミコマセをビシ仕掛けに詰めて投入しました。
24メートル付近でほどなくしてアジが釣れるようになりました。
今回初めてアジ釣りにオキアミを使ってみましたが、アオイソメよりも大きいアジが釣れたように感じました。
オキアミエサは大型のアジが釣れやすい
9時過ぎ:大物をバラす
アジを釣っているとすぐ近くのボートが騒がしくなりました、どうやら大物が掛かったようでした。
近くでかかったのをみて焦った私は、アジビシ仕掛けのハリスだけを外して泳がせ用のハリスに交換してアジを針に付け泳がせを開始しました。
すると水深20メートル弱に泳がせておいた竿が海面に突っ込みました!
思わず「よっしゃー!」と声を上げリールを巻き始めますが、全く巻けず、ドラグが鳴りラインが出ていきます。
付近に養殖用の海苔棚が入っていてどこにロープが張ってあるのかよくわからないことと、周りにかなりの数のボートがいたためラインが絡む可能性があり、あまりラインを出してやり取りすることができないと判断して強引にリールを巻いていきます。
大津港に出勤してきました。
人との接触がないボート釣り、今のご時世うってつけのレクリエーションです。隣のボートが近い、武山北側の海苔棚大混雑でしたwww
釣果は聞かないでください( ≧Д≦)#ボート釣り #石田丸 pic.twitter.com/OJAzmnpM4M
— buru (@mata_bort) February 29, 2020
残りわずかというところで急に手ごたえが無くなりました、ラインが切れたような感じでした。
巻き上げてみるとビシ仕掛けについていたラインを結ぶためのヨリモドシが真っ二つにちぎれていました。
焦って付けたままの状態だったビシ仕掛けが強度的に耐えられなかったようです。
いやー、かなりがっかりでした。
本来使う予定だった当日の泳がせ釣り仕掛けを下の図で紹介します
ハリスとラインの接続部ですが直結するとアジが泳ぐにつれくるくるとラインに絡んでくることがあります、スナップ付きサルカンで接続してください。
また、ヒラメ仕掛けのように孫針が付いた仕掛けもありますがシーバスはアジを一口で丸飲みするので孫針は必要ありません。
エサのアジに針を付ける場所は主に3か所あります。
- アジの口
- アジの鼻
- アジの背中
一長一短ありますが、私は最も針を付けやすくアジが最も自然に泳げる口に掛けるようにしています。
エサのアジに針を付ける場所についてこちらに詳しく解説した動画がありますので参考にしてみてください。
今度はきちんと泳がせ仕掛けを作って針をアジの口に通して投入しました。
船からのアジ呑ませ釣りは
口掛けでいいんですかね?
(´・_・`)
— 《ペンタゴン®》 (@pentagon1947) November 29, 2014
11時:60㎝オーバーのシーバスをゲット
泳がせをしながらアジを釣っているとほどなくして泳がせの置き竿にガタガタっと竿先が上下してアタリが!
先ほどのアタリと引きほどの強さはなかったですがまずますの引きで上がってきたのが60センチを超えるシーバスでした。
ボート釣りで初シーバスをゲットできました。
泳がせ釣りをする前は本当に釣れるのか?と半信半疑のところがありましたが、アジエサの泳がせ釣りすごいなと実感することができました。
12時ごろ:60㎝オーバーのサメをゲット
継続してアジを釣りながら20メートル付近で泳がせ釣りをしているとまたも竿先が突っ込み、そこそこの手ごたえでやり取りをしながらリールを巻いてくると上がってきたのはなんとサメ
サメも食べることができるようですが、今回はパスしました。
美味しいサメの天ぷらが食いとおて、食いとおて❣️#ピッサリ #というね #齧り付きたいサメの天ぷら #遠藤マメ応援店 #遠藤歯科医院 #たかところ #サメの天ぷら #水道橋グルメ #神保町グルメ #歌って踊れる侍 pic.twitter.com/1eu2h4zzeR
— 侍"キュンキュン"ムツゴロー (@Samurai_656) October 6, 2022
周りでもほとんどやり取りをする光景がなくなってきました。アジは順調に釣れるので泳がせのエサにする以外はあまり必要なくなったためアジ釣りは終了して泳がせに集中することにしました。
13時半:80㎝オーバーのシーバスゲット
アジ釣りをしながらの泳がせ釣りはアジの釣れる棚に仕掛けを入れて泳がせていたのですが、魚群探知機をみながらアジの釣れる棚より1メートル上げた棚に仕掛けを入れてアタリを待つことにしました。
群れでいる魚より単独で泳ぐ魚をシーバスは狙うのではないかと想像したからです。
また、置き竿リールのドラグは緩めにして大物に対応できるようにしました。
終了時間が迫ってくる中、ググッっと重たい手ごたえが竿にきました。
やった!とリールを巻くも引っ張る感じはなくリールのラインも出て行かず、ただ重量感が半端ない状況でした。
近くに設置されている海苔棚のロープに引っ掛けた?というくらいリールを巻いても巻いてもひたすら重たいだけでなかなか上がって来ませんでした。
少しずつリールを巻いて、ようやく上がってきたのがどでかいシーバス!
水面にきても大して暴れることなくタモ入れすることができました。
アジの棚より1メートル上で待つ作戦が大成功でした!
大きすぎて折り曲げないとクーラーに入らなかったためすぐに帰港することにしました。
帰港するとボート店の奥様に釣れた?と聞かれ、クーラーを開けてみせるとあら大変!とお店からデジカメを持ってきて撮影してくれました。
実は今回の釣り、平日行くということで会社の隣人には釣りに行くと伝えていました。
すると「たくさん釣れたら魚ください」と言われていました。
シーバスの写真を送ると「是非ください」とのことで、近くにある釣り具のポイント横須賀大津店にて1個500円で発砲スチロールを購入し、シーバスとアジを入れて宅急便で送りました。
シーバスを捌いたらお腹の中にアジが入ってたと言ってました。
とても美味しかったと喜んでくれました、1,500円以上かかった発送料が痛いですが、喜んでもらえてよかった。
私は自宅に戻り小さめシーバスとアジをおいしく食べました。
大物ゲットできた実釣で学んだ大切な事2選
大きなシーバスを釣ることができましたが、最初に当たったおそらく青物は痛恨のバラシでした。
今回の釣行で泳がせ釣りについて学べたことは
- 周りに大物が掛かった場合、すぐに仕掛けを変更する
- 大物に対応した仕掛けに変更する
この2選になります。
①周りに大物が掛かったらすぐに仕掛けを変更
周囲のボートに大物が掛かったのをみて群れが回ってきたと判断し、すぐに泳がせ釣りへと切り替えができました。
この判断ができたことによって大物をヒットさせることができました。
この後も1,2回数艇のボートで立て続けにヒットした光景も目撃しました、
青物の場合は群れで回遊しているのですぐに仕掛けを変更していきましょう。
②中途半端にではなく、きちんと大物に対応した仕掛けに変更する
私は焦ってコマセビシ仕掛けに大物用のハリスを付けて仕掛けを入れたため、大物の抵抗に耐え切れず仕掛けが破損してしまいバラシてしまいました。
すぐに仕掛けをいれたい!という思いでやったことですが、大物のパワーを甘く見てました。
ヒットさせても釣りあげられないなら意味はなく、数分の時間を使っても大物に対応した仕掛けにすべて変更すべきでした。
まとめ
泳がせ釣りで大きなシーバスが釣れました!が、青物らしき魚を釣り上げられなかったのはちょっと残念でした。
今回は狭いポイントに多数のボートが集まったため強引なやり取りが必要になってしまいました。
また、周りに養殖用の海苔棚も設置されていてロープが海中様々なところに入っている状況でもありました。
海苔棚が入ってるからここに魚が集まってくるんですけどね 。
若芽、海苔の養殖 pic.twitter.com/xk58Iqs7ZJ
— 野々村文宏 (@nonomurax) November 25, 2017
このような状況ではきちんと狙った魚種に対応した仕掛けを使うことが大切でいくら周りで大物が掛かろうときちんとすべての仕掛けを付け替えるべきでした。
大物が掛かるチャンスはそう多くないので、数少ないチャンスを確実にモノにできる準備をしなくてはいけないと学びました。
この釣りはシンプルな仕掛けで大物とのやり取りが味わえとても興奮して楽しかったです。
大物の手ごたえが味わえる泳がせ釣りにまたチャレンジしたいです!
初釣りにして今年の運を全て使い切った気がする、、、
大津港ボート釣りオススメです!
狙い目は武山根沖!
【釣果】
78スズキ、63ワラサ、60ヒラメ、47ヒラメ、25イシモチ、20程度のアジ多数!僕にしては出来すぎた、、、#ボート釣り #大津港 #石田丸 pic.twitter.com/h3nx9bI37c
— にく@釣り垢 (@NikuFishing) January 12, 2020