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夏の大津港石田ボートからアジのコマセ釣りに挑戦|初心者でも大漁が狙えるコツと絶対に必要な道具2選

大津港からのアジ結果写真

目次

神奈川県三浦半島大津港の「石田ボート」で手漕ぎボートで夏のアジ釣りに行ってきました

※過去の釣行記を再編集しています

手漕ぎボートデビューをして大満足だったので今回は横須賀市にある大津港の「石田丸」から手漕ぎボートでアジを釣りに行ってきました。

こちらの動画をご覧いただくと夏の大津港石田丸での釣りの雰囲気がよくわかりますよ!

今回は結果的には8時間で30匹のアジを釣りあげることができました!

大漁と言って良い釣果だと思います!

今回お世話になった石田丸さんの店舗です、お店のすぐ左手がボート発着場所になります。

当日の出船時間は7:00だったため余裕をもって4時に家を出発しました。

首都高速から横浜横須賀道路を通って馬堀海岸ICで降りてその後10分弱で到着です。

ETCの30%割引が適用され料金は2,590円でした。

馬堀ICからは海沿いに道を進み10分かからず到着しました。

HPには駐車場についての記載がなかったためお店の前に車を止めてどうすればよいか尋ねると裏手の道に駐車してくださいとのこと。

大津漁港前の信号を小川丸方面に曲がったL字の道に止めます。

他の釣り宿もあるためずらっと道路の端に止まっているので空いているスペースに止めます。

出船は前回の砂浜からとは違い、漁港内のスロープから出船する方式でした。


この出船方式は砂浜とは異なり足が濡れなくて良いですね。



7月の大津港とアジを狙った理由は?

ターゲットと場所の選定画像

私は今回のボート釣りのターゲットは「アジ」と決めていました。

その理由は

  • 数釣りが期待できること
  • 7月はアジの旬でこの時期の三浦半島で釣れるアジは脂が乗ってとても美味しいこと

三浦半島でのアジ釣りということで調べてみました。

  • 場所の選定
  • ボート店の選定

ネットで検索してみると、三浦半島には手漕ぎボートが出ている港がかなり多くあることがわかりました。

三浦半島のボート店検索結果画面

三浦半島にはたくさんのボート店がありました

 

各ボート店の釣果情報をみていると最も安定してアジの釣果が出ているのが「大津港」でした。

というわけで、安定して釣果が期待できそうな、大津港のボート店を今回は利用することにしました。




石田丸を選んだ理由

大津港には以下の3店のボート店があることがわかりました。

 

いなの丸HP上に手漕ぎボートに関する記載が一切ないため今回はパス。

まるまつ丸はHPもしっかり作られていてかなり好感触でしたが今回はすぐに釣りに行きたかったので

  • 平日予約がいらない

という理由で石田丸に決めました。

乗船料は一人4,000円で8時間楽しむことができました。

しかし最近の釣りブームで平日でもボートが空いてないこともあるようです、ご注意ください。



大津港のアジ釣り用に準備した道具

前回は手持ちの釣竿とリールで釣りをしましたが、今回はボート釣りに適した竿とリールを購入することにしました。

ボート釣りに適した釣り竿とは

ボートという狭い空間で数本の竿を出すため取り回しの良い竿が求められます。

またボートは小さいため波の影響を大きく受け揺れます。

そのためボート釣りの釣り竿に必要な機能は

  • 釣り竿の全長は短いほど良い
  • ボートはかなり揺れるので柔らかい調子が良い

となります。

上の条件を満たしアジ釣り以外にも対応できるように今回は180センチの長さで6:4のムーチングロッドを選びました。

大津港アジ釣り用に購入した釣竿の写真

180センチのワンピース竿になります


ボート釣りに適したリールとは

ボート釣りはある程度水深のあるポイントで釣りますので水深がわかることがとても重要です。

そのためボート釣りのリールに必要な機能は

  • 水深カウンターが付いている
  • 巻くラインは1メートルごとに色分けされている

となります。

これらを満たしてアジ釣り以外にも対応できるダイワ150番台のカウンター付き両軸受リールを選びました。

ネット通販で購入しようかとも思いしたが、リールにPEラインを巻いてもらいたかったため最寄りのキャスティング稲毛海岸店で購入しました。

釣竿は22,000円、リールはライン込で18,500円でした。

カウンター付の両軸受けリールの写真

ソーラー付きで電池いらずの便利リールです

ネット通販では店舗よりも安い価格で売られていました。

しかし、ネット購入ではリールの大きさと巻きたいラインの太さに合わせて下巻きの糸を入れるなどとても面倒なライン巻きを自分でやらなくてはなりません。

自分でやるのは面倒で難しいため絶対リールとラインは店舗で購入する方がお勧めです!

キャスティング稲毛海岸店リール売り場の写真

リールの種類はたくさんあるので欲しい機能を絞って探しましょう

 

この他アジ用のサビキ仕掛けやビシ釣り用の天秤、カゴ、ビシ釣り用仕掛けを購入しました。

アジビシ仕掛け用のハリス写真

アジビシ仕掛けを数種購入しました

コマセ用のオキアミや、虫エサは石田丸さんで購入できるため購入しませんでした。

■持って行ったメインの釣り道具

釣竿 6:4のムーチングロッド

エギング用の7.9ft

アジング用の6.8ft

大津港ボート釣りで使用した竿の画像
リール カウンター付両軸受けリール

シマノのスピニングリール3000番

ダイワのスピニングリール2000番

京急大津港ボート釣りで使用したリールの写真
クーラー ダイワプロバイザー 13リットル 京急大津港ボート釣りで使用したクーラーの写真
その他 竿受け、ビシ用天秤、ビシカゴ

前回使ったシロギス仕掛け

京急大津港ボート釣りで使った竿受けの写真

 

今回の釣り場と仕掛け(セッティング)

大津港ポイント地図の画像

ポイント1までは港を出てから900メートル位です

最初は多くのボートがポイント1へ向かって行ったため、それに倣い地図中ポイント1に向かいました。

当日の仕掛けを下記の図で紹介しておきます。

大津港ビシアジ釣り仕掛けの画像

ビシ仕掛けで針には下の写真のようにアオイソメを付けました

ビシ仕掛けの針に付けたアオイソメの写真

2本針仕掛けの全ての針にアオイソメを付けました

大津港の夏は冬と異なり浅場のポイントでアジが釣れると聞いていたためビシに付ける錘は60号以上は必要とせず、40号以下を中心に30号があれば問題ないようです。

また、アジの型も冬場より小さめなため針も小さめの号数でオキアミエサよりもアオイソメエサの方がよいとのことでした。




8時:実釣開始

7時になりボートに乗り軽快に漕ぎ出しましたが、ボートを漕ぎだしてから港の外に出るまで400メートル位距離があり15分くらいかかってようや港の外に出れました。

港の外からポイントまでさらに500メートル位あり、出船場所からポイントまで漕いでいくと合計40分くらいかかることになると気づきました。

大津港ポイントまでの距離

ポイントまではかなりの距離です

大津港からポイントまでボートを漕ぐ時間がかなりかかるということを知りました

ポイントに到着しアンカーを投入したのは8時頃。

その後ビシ仕掛けを投入すると水深は20メートル弱。仕掛けを海底まで落として底から5メートルくらいまでシャクってオキアミコマセを出しアタリを待ちますが全くアタリがありません。

シャクる棚をこまめに変えたりシャクらず待ってみたり釣り方を色々試しながらここで2時間ほど粘りましたが釣れません。

周りも釣れてなさそうで、自分も釣果がないことから他のボートが数艇釣っているのがみえた地図中さらに右手奥のポイント2へ向かうことにしました。

沈めたアンカーを上げるためロープを手繰りはじめましたが、コンクリートの塊でできたアンカーはかなりの重量。上げ切ったときにはゼィゼィと息が上がってしまってました。

石田丸のアンカーはとても重いです。



10時半:場所をポイント2へ変更

奥のポイントへ着いて釣りを開始しました。水深は25メートルほど、先程と同様にビシ仕掛を底まで落として5メートルくらい上までシャクってコマセを出してアタリを待ちます。しかし、ここでもアタリなく時間が流れていきました。

どうもポイントがかなり狭い範囲のようで、釣れているボートと釣れないボートがはっきりしてるように見えます。釣れるポイントを探して何度か小移動をしますが、釣れません。

移動のたびにアンカーを上げ下げするのですが、このアンカーが重いため体力的にかなり堪えました。

前回の釣行後、手袋を購入していたので手にマメができることはなく大変助かりました!手袋がなかったら手は悲惨なことになっていたと思います。

大津港ボート釣りで使ったグローブ

グローブは手漕ぎボート釣りには必須です


また、この日は気温がかなり高く、体力の消耗が凄かったです。幸い2リットルのペットボトルに水を入れて凍らせたものをクーラーに入れてきたので溶けた水を頭からかけるなどして暑さをしのぐことができました。

ペットボトルを凍らせた写真

ペットボトルを凍らせるときには満タンにしない、凍るとペットボトルが割れますよ

ポイントを移動した後もずっと気になっていたのですが、港の反対側のポイント3で釣っているボートは朝から移動してないようでもしかして釣れているのでは?と思い最後に地図一番左のポイント3へ大移動しました。




12時半:場所を変更ポイント3へ変更

釣れずにかなり焦っていましたが、ポイント3に近づくとやはり釣れている様子が見え期待は高まりました。

アンカーを投入して、ビシ仕掛を落とすと水深は20メートルちょっと、仕掛けを海底まで落として底から巻き上げてくるとここで早々にアタリがあり、ようやくアジを釣ることができました!

その後は底から約2メートル上の棚でシャクってコマセを出すとすぐにアタリが出る状況で2,3匹掛かることもしばしばあり、着々とアジの釣果を増やすことができました。

京急大津でアジ大漁の写真

アジ30匹以上の大漁でした

順調に釣れていた中、急に今までとは違う手ごたえが。

上げてみてびっくり!なんとアナゴが釣れていました、仕掛けがぐちゃぐちゃになったのですが、思わぬ獲物でうれしかったです。

港を出て左側のポイントでは結構アナゴが釣れるみたいですね!



14時半:釣りを終了し帰港

帰港時間は15:30のため急いで道具を片付け港へ漕ぎ始めたのですが午後から向かい風となり、なかなか進むことができませんでした。

向かい風を少しでも避けるよう電車のスイッチバック方式に習いボートをジグザグと斜めに進むようオールを漕ぎました。

漕ぐ距離は増えますが時間的には確実に早くボートを進めることができ何とか時間内ぎりぎりに港へ戻ることができました。

向かい風の時はジグザグにボートを漕ぐと良い

ボートをジグザクに漕ぐ説明画像

向かい風の場合絶対この方が速いです

時間内に戻ってこれなかったボートもあったようで、お店のモーターボートで強制連行されてくる人もいました。

ボート店で釣果報告するとどこで釣れた?と聞かれ、港の左手だったことを告げると夏場は左側で釣れることが多く、今日は行った人があまりいなかったけど、そっちに行って正解だったねと。どうも右手側で釣っていた人たちはあまり釣果が良くなかったようです。

釣れた嬉しさはひとしおでしたが、かなり長時間ボートを漕ぎ続けたことと、重いアンカーの上げ下ろしで半端ない疲労と筋肉痛にみまわれました。

京急大津で釣ったアジの刺身の写真

アジは刺身とフライで食べました

今回のアジも家族には大好評で、次は何を釣ってくるの?と大いに期待されました。

 

夏の大津港アジ釣りのために準備した道具

夏のボート釣りは気温が高いことと太陽の照り返しが強いため絶対に必要で持って行って良かった感じたものが3つあります。

  1. 紫外線カット機能の付いた薄手の長袖
  2. クーラーの冷却と水分補給を兼ねた自宅で水を凍らせたペットボトル
  3. サングラス

 

紫外線カット機能の付いた薄手の長袖

気温が高いため半袖で釣りをしたいと思いますが、ボートの上は遮蔽物がなく直射日光に当たるため陸より日焼けします。

日焼け止めを塗っても海水が掛かったりエサや魚を触った手を洗うのですぐに取れてしまいます。

薄手でさらっとした肌触りのUVカット長袖は紫外線をカットしてくれます。

速乾性素材のため濡れてもすぐに乾きます。

長袖ですがボート上で着ていても暑いと感じることはありませんでした、価格も安いので絶対用意しましょう。

夏のボート釣りに適した長袖の写真

白はポリエステル100%、青はナイロン製になります

私はAmazonで購入しました、1着2,000円しなかったです。


クーラーの冷却と水分補給を兼ねた自宅で水を凍らせたペットボトル

夏場はクーラーに入れた冷却用の氷がすぐに解けてしまいます。

ボート店で塊氷を購入することは可能ですが、溶けてしまうとクーラー内に真水が増え釣った魚に水が浸透して味が落ちます。

自宅で2リットルのペットボトルに水を入れて冷凍庫で凍らせて持って行けば溶けても問題ありません。

溶けた冷たい水はボート上で手や顔を洗うことにも使えます。

買うと300円位しますので自宅で凍らせればお財布にも優しいです。

サングラス

夏の日差しは強烈で遮蔽物のない海では目の保護が絶対必要です。

紫外線カット機能の付いたサングラスは絶対した方がよいです。

恥ずかしいと思う人もいるかもしれませんが、海に出てからすれば誰も見てませんので大丈夫ですよ。

釣りに必要なサングラスの写真

釣りに特化していなくても紫外線カット機能があれば大丈夫です


初心者の私でも大漁に釣ることができた秘訣とは

初心者の私でも大漁に釣ることができたのは、周りの釣り人を観察して、釣れている場所に移動したことが最大の要因でした。

結果的に港の左側のポイントでたくさん釣ることができました。

それ以前のポイントで周りの釣り人を観察して釣れていない状況をわかっていたから移動を決断することができました。

また、

  • 重いアンカーの上げ下ろしが面倒だな
  • 漕いで場所を大きく移動するのが面倒だな

といった面倒だと思うことがあっても今の場所で粘っても期待できず移動すべきだという判断ができたことが大漁に終わることができたポイントだったと思います。

 

今後絶対に必要だと思った2つの道具とは

2回目のボート釣りを終えて絶対に必要だと思ったものが2つあります

  1. ライフジャケットを買う
  2. 魚群探知機を買う

 

①ライフジャケットを買う

過去2回はレンタルで借りました。貸してくれるので購入する必要あるのかと思うかもしれませんがレンタルのジャケットは

  • 汚い
  • 臭い
  • 夏は暑い

借りてるのに文句いうなと言われそうですが、特に夏はウエストタイプのライフジャケットじゃないと暑くて堪らないです。

自分の命を守るものでもありますし、購入することにしました。

ダイワのライフジャケットで1,5000円位でした、Paypayモールで購入しました。

ウエストタイプのライフジャケットの写真

さっそくライフジャケットを購入しました

 


②魚群探知機を買う

前回の釣りでもあると楽しいだろうなと思いましたが、大津港でのアジ釣りは狭い根周りのポイントにうまく入ることが必要で、そのためには魚群探知機があるととても便利だと実感しました。

魚群探知機の映像をみれば群れがいるのかどうかが一目瞭然で分かるので移動の決断ももっと早くできると強く思いました。

 


まとめ

アジが釣りたい!

と平日予約の必要がない石田丸からボート釣りに行ってきました。ふと思い立ったら予約なしで行けるのはとても便利ですね。

大津港からのボート釣りは前回の富浦湾と違い曳き船サービスがないためボートを漕ぐ&アンカーの上げ下ろしにかなり体力が必要でした。

前半全く釣れず焦りましたが、周りが釣れているかをよく観察してうまく移動を決断でき大漁で終わることができました。

また、夏の大津港は太刀魚とヒラメも狙えます!

アジ以外の釣果を狙いたい方は太刀魚、釣ったアジをエサにしたヒラメ用の仕掛けを準備して釣行に臨みましょう!

やはり混雑がなく、一人で自由に好きに釣りができるボート釣りは楽しいです!

 

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